体調にまつわる英会話表現第3弾。今回も身近なのに意外と学ぶことのない表現を取り上げたいと思います。

今回のテーマは「吐き気」です。
▼第1弾「頭痛・腹痛」


▼第2弾「喉の不調」




▲当記事を読み上げたYouTube動画もあります。発音の確認はもちろん、体調が悪くて目を開けていられない時の "耳から学習"や家事や通勤中の "ながら学習"にぜひお役立てください。

Sick

まず"sick"から。 辞書で「吐き気」を調べるとまず最初に出てきますね。

体調不良であることを伝える表現で、必ずしも「吐き気」があるというわけではなく、「気分がすぐれない」「具合が悪い」という意味で使います

使い方:
I feel sick.
具合が悪いです。 

I'm sick.でも同じ意味です。

どんな状態の"sick"なのかは、その後の会話から判断できます。

例えば、"I have a cold." =「風邪引いちゃった」や "I couldn't get to sleep last night." =「昨日なかなか寝付けなかった」の場合は、吐き気限定ではなく、体調が悪い・気分が優れないという意味になります。

ただし、ドライブの最中に"I feel sick."と言えば、その人は"carsick"=「車酔い」である可能性が高いので、その場合は吐き気を意味します。

Queasy

続いての"queasy" は、テーマパークでアトラクションに乗り、 ふらふらと吐き気を催したときに使える表現です。

一時的で休めば良くなるような軽い吐き気を表します

使い方:
I feel queasy.
ふらふらして吐きそう。

Nauseous

最後に"nauseous"。 これはむかむかと吐きそうな状態のときに使える表現です。

乗り物などの外的要因でなった場合も、風邪や病気でなった場合にも使います

使い方:
I feel nauseous.
吐き気がする。

また、辞書には"I feel nauseated."という言い方も載っています。

アメリカ人の友達が教えてくれたのですが、こちらの方が文法的には正しく、かしこまった響きらしいです。しかし、ネイティブでも使っている人はほとんどいないとのこと。

とはいえ、正しい英語なので覚えておいて損はないです。

ちなみに、名詞形の"nausea"=「吐き気」と"have"を使って、"I have nausea."(nauseaに冠詞"a"はなし)という言い方も出来ますが、この場合は病院や薬局で、医者や薬剤師に自分の症状を伝える場面で使う表現だそうです。

ではついでに「吐く」という動詞も確認しておきましょう。

吐く

「吐く」という動詞には"puke""throw up""vomit""hurl" があります。

"puke"「吐く」という動詞でよく使われるスラング。

"vomit"同じ「吐く」でもややかしこまった響き。しかし"puke"同様、直接的な表現。

"throw up"は"vomit"のようにかしこまった表現ではないものの、やや婉曲な響き。

"hurl"は若い男性の使うよく使うスラング。「投げつける」という意味の語なので、同じく「投げる=throw」を使う"throw up"と発想は似ていますね。ただ"hurl"は"up"なしで「吐く」という意味になるそうです。

というわけで、実際に今にも吐きそうな場合:
Oh, I'm gonna puke. / Oh, I'm gonna throw up./ I feel like I have to vomit.
オエ、吐きそう。

と言えばOKです。

・・・まぁ、こんな状況になったら全然OKではないですが。いきなり吐いて周りに迷惑を掛けないためにも、今から練習しておきましょう(!?)
201410172200Sora
胃がむかむかした場合、犬や猫は草を食べて胃の調子を整えるそうです。うちのソラもよく草を食べます。

>>体調不良英会話シリーズ 次の記事へ 「体調不良英会話 -喉の不調&しゃっくり」

今日の覚えておきたい英単語:
astigmatism 名詞 乱視
"He wore glasses, and in passing, he'd told Meredith that he had an astigmatism" -Silver Girl  彼はメガネを掛けていて、話のついでに自分は乱視だとメレディスに話した。

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