翻訳版の題名は「さよならを待つふたりのために」、さらに「きっと、星のせいじゃない」という題名で映画化され、もうすぐ公開される映画の原作本を読みました。

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TheFaultInOurStars20150212
▲使えそうな英会話表現&英検1級単語にはポストイットを貼っておいて、あとでノートにまとめています。この本にも良い表現がたくさんありました :)

ガンを患う16歳の少女と片足を腫瘍のために失った17歳の少年の恋の物語。

主人公のヘイゼルのモノローグ形式で物語は進むのですが、10代の心の描写がリアル。一人っ子で、自分が病気をしているためにつきっきりで看病してくれている母親に対して感謝をしつつも、時にはうっとうしく感じ、素直に気持ちを表現できないところはよく分かる気がします。

ただ、慢性的な体調不良からくる絶望感などの表現は"当事者感"がイマイチで、第三者が解説しているような感じもしました。

英語のレベルとしては、さほど高くはないです。

病人が主人公なだけに、医学用語はちょくちょく出てきますが、辞書で調べれば出てくる単語ばかりなので問題はないと思います。ただ、英検1級単語も2、3ページに一つくらいは出てくるので、洋書を読みなれていない人は難しいかもしれません。

翻訳は私の憧れの翻訳者の金原瑞人氏が関わったようなので、日本語版も近いうちに読んでみようと思います。

さよならを待つふたりのために (STAMP BOOKS)



今日の覚えておきたい英会話表現:
tear jerker  名詞 お涙ちょうだいもの(の本、映画、物語)
The Fault in Our Stars wasn't really a tear jerker for me. 「さよならを待つふたりのために」はそんなに泣ける物語ってわけじゃなかったな。
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