以前の記事で書きましたが、私は筋痛性脳脊髄炎という慢性病をもっています。

そのため、日々さまざまな痛みがあるわけですが、その中で最も大変なのが「頭痛」です。しかし、そのおかげで痛みを表す英語表現はとても得意になりました。
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そこで今回は、頭の痛み方を表す英語をご紹介します。


▲当記事を読み上げた動画もあります。発音の確認はもちろん、目を閉じて横になったまま学べる音声版ブログとしてもご活用ください。

痛みの表し方

痛みは感覚的なものなので、日本語では自然とオノマトペ(擬音語・擬態語)で表現することが多いです。頭痛も例外ではありません。ズキズキ、ガンガン、ギューなどなど。でも英語には日本語ほどオノマトペは多くはありません。

痛みを表す英単語もあれば比喩で表す場合もあります。

では早速見ていきましょう!

どんな痛みかを伝える表現

1. 「ガンガン」・・・金づちで頭を叩かれるような痛みです。(私はこのタイプの頭痛が一番多いです。)
これには"splitting=割れるような"という形容詞を使って:

I have a splitting headache.
頭が(割れるように)ガンガンする。
と言えます。

また"pounding=(ハンマーなどで)ガンガン叩くような"という形容詞を使って:
I have a pounding headache. 頭が(叩かれるように)ガンガンする。

または:My head is pounding. 
とも言えます。次行ってみよう!

2. 「ズキズキ」・・・心臓が脈打つごとに痛みます。
これには"throbbing=鼓動する" という形容詞を使って:

I have a throbbing headache. 頭がズキズキする。 

また"my head"を主語にして:
My head feels like it's(=is) about to explode. 頭が爆発しそう。
と言えます。
My head feels like it's(=is) going to explode. でも同じ意味です。
まだまだ行きますよ~!

3. 「ギュー」・・・頭を両側から締め付けるような痛みです。もう横になるしかありません。
これは比喩表現を使って:

My head feels like it's in a vice.
頭が万力に挟まってるみたいギューって痛い。

4. "like"を使って何かとたとえることで表現することが出来ます。
My head hurts like a thick kife was stuck in my head. 額にナイフが刺さっているように痛い。
実際ナイフが刺さっているわけではないので、仮定法で "a thick knife was stuck" のようにbe動詞は 過去形の"was"になります。


痛みの程度を伝える表現

1. "~is killing me"という表現を使って耐え難い迷惑・痛み・イライラなどを表現できます。
 My head is killing me. 頭が痛くて死にそう。

ここでは主語がmy headacheではなく、my headな点に注意です。

2. 「酷い・最悪」という意味の"horrible"や"terrible"という形容詞を使って表現も出来ます。

I have a horrible [terrible] headache. 頭痛が猛烈。

注意:「頭痛が酷い」と言いたい場合、日本語の感覚で"My headache is horrible [terrible]."と言うと不自然な響きです。アメリカ人の友人によると、まるでheadacheが体の一部で、その部分が痛いと言っているように聞こえる、とのことでした。

そのほか頭痛に関して使える表現

1. I'm getting a headache. 頭が痛くなってきた
「頭が痛い」ではなく「痛くなってきた」と変化を表すことが出来ます。"be getting"と"ing形"がポイントです。

2. I feel a migrain coming on. 偏頭痛がしてきた。
これも"coming on""ing形"がポイント。 "痛みがやってきている"ということで、これも変化を表しています。  

3. I think I might be getting a headache. ちょっと頭痛っぽい。 
「痛いってほどではないんだけど、頭に違和感があり不快」という感覚を伝えることが出来ます。"I think"と"might"を使って「痛い」という感覚をぼかすのがポイント。 息子がグレたとか、娘が学校で赤点をとってきたという状況などで、比喩的な使い方もできます。  

メモ:「頭痛っぽい」の他の表現としては、"headachy"という単語を聞いたことがあります。しかし上記の友人に確認したところ、そんな表現は聞いたことがないと言っていました。なので、"headachy"が通じるかは相手次第です。 

まとめ

いかがでしたか?以上の表現は使わないに越したことはありませんが、知っておくといざという時に正確に自分の痛みが伝えられますね。
ではまた。

>>体調不良英会話シリーズ今までの記事へ こちら

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