英語を勉強したいけど、何から始めていいのか分からないという社会人に超おすすめなのがNHKラジオ講座の「基礎英語」です!
私自身、英語をある程度話せるようになるまでずっと活用していましたし、英会話講師になった今でも学ぶことは多いです。
*当記事は広告リンクを含みます。
今回はNHKラジオ講座「基礎英語」をおすすめする5つの理由をまとめました。
私自身、英語をある程度話せるようになるまでずっと活用していましたし、英会話講師になった今でも学ぶことは多いです。
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今回はNHKラジオ講座「基礎英語」をおすすめする5つの理由をまとめました。
NHKラジオ講座「基礎英語」
長所
1. スキットがネイティブ朗読。ネイティブは英語を生活の道具として使っています。ある程度大人になってから始めた学習者とは比較にならないほど流暢で、文化的・言語的に思考回路からして違います。そんなネイティブの朗読するスキットは自然で、お手本にするにはこれ以上のものはありません。
2. 講師が超一流。英会話講師が聴いても勉強になるほどのレベル。スキットも一流の講師が執筆し、表現も自然なものばかり。巷にあふれる英会話本はまさに玉石混交。良いものもあれば、不自然な例文ばかりの本もあります。その点、基礎英語は本当によく出来ています。
3. 毎日決まった時間に放送があるので習慣化しやすい。また現在はインターネットで再放送もあり続けやすい。NHKゴガクのアカウント(マイ語学)を取得すれば学習履歴の利用も可能。放送時間が一回15分なのも続けやすいポイント。
▼NHKゴガク[外部リンク]
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/index.cgi
※ラジオの番組表も確認できます。
▼NHKゴガク[外部リンク]
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/index.cgi
※ラジオの番組表も確認できます。
4. ネイティブ朗読の音声が付いた教材としては、テキストが安い。1日・2日の練習で英語を喋れるようになることは絶対にありません。そのため、英語学習は継続して続けることが必要になりますが、その維持費が高いと続けるのが大変です。その点、基礎英語のテキストはひと月486円(税込)。CD付きでも1,720円(税込)と続けやすい価格も魅力。私自身、英語学習には極力お金を掛けたくない性質なので、ここは重要なポイントです。
5. レベルに応じて番組が選べる。初歩中の初歩である挨拶、"Hello"から学べる「基礎英語1」に始まり、比較級など、実際の日常会話でも使える文法を学習する「基礎英語2」、そしてこのレベルまでしっかりマスター出来れば基礎はもうばっちり「基礎英語3」。もちろんこれでどんな場面でも問題なく英語を操れるようになるわけではありませんが、これから学習を続けてく上で役に立つ土台は出来ます。
※2018年度から小学生向けの「基礎英語0」が新たに始まりましたが、こちらは英語に慣れ親しむことを目的とした講座で「基礎英語1・2・3」とは趣旨が異なります。当記事では「基礎英語1・2・3」の効果的な活用法をご紹介します。
※2018年度から小学生向けの「基礎英語0」が新たに始まりましたが、こちらは英語に慣れ親しむことを目的とした講座で「基礎英語1・2・3」とは趣旨が異なります。当記事では「基礎英語1・2・3」の効果的な活用法をご紹介します。
短所
もちろん長所ばかりではありません。
・上達の具合がわかりにくい。そのため、成果を自分なりに感じる方法を見つけないと続けるのは難しいかもしれません。例えば、英検・TOEICなどの資格試験で成長を"見える化"するのが効果的です。
・上達の具合がわかりにくい。そのため、成果を自分なりに感じる方法を見つけないと続けるのは難しいかもしれません。例えば、英検・TOEICなどの資格試験で成長を"見える化"するのが効果的です。
・話に興味が持てないと続けにくい。基礎英語は基本的に学生の英語学習者向けなので、大人の学習者はスキットの内容にいまいち共感が持てないかもしれません。
効果的な使い方
1. 最初は基本通り放送を聴き、テキストにある問題を解きます。(目安: 開始~2週間)
放送内容に合わせて、リピートを指示されたところでリピート。テキストにある問題を解きます。最初はこれだけでも意外と難しいはずです。基礎英語を聴くことを習慣化できるまでの最初の2週間程度はこのくらいの負荷でも十分です。
2. 放送を聴くことに慣れてきたら、一回の放送を二回聴いてみる。(目安: 開始から2週間~)
放送を初めて聴く時にはテキストには書き込みをしないで、ノートに問題の答えを書き込みます。それから一週間ほど経ってからその放送をもう一度聴き、その時はテキストに書き込みをします。中学レベルの英語とはいえ侮れず、二回目に聴くときには内容をかなり忘れていて驚くと思います。
二回聴くことで、うろ覚えの箇所もかなり減ります。
3. 学習を始めて3か月位経つと、放送内容が簡単に思えてくる人もいるかもしれません。その時はスキットをディクテーションしてみる。(目安: 開始から3か月~)
ディクテーション(dictation)とは?――聞こえてきた音声を耳で聞きとり、それを紙に書く練習です。実際にやってみると、冠詞の"a"と"the"がどちらか分からなかったり、"can"と"can't"が分からなかったり、テキストを読みながらだと問題なく聞き取れた部分が途端に分からなくなることがあると思います。
ディクテーションの詳しいやり方はこちら>>【英語のリスニングが上手くなりたい人へ】ディクテーションのすゝめ
ディクテーションで英語の実際の「音」と英単語の「つづり」をすり合わせていくことが大切です。基礎英語のスキットならさほど分量も多くないので、練習素材としてうってつけです。
また合わせて挑戦したいのが、シャドーイングです。
シャドーイング(shadowing)とは?――聞こえてきた音声を聞き取り、それをそっくりまねて音読する練習のことです。その際、テキストは一切見ません。相手の言ったことをそのまままねる、子供がよくやる遊びと方法は同じです。例えばこんな感じで:
A: "今なんか言った?"
B: "今なんか言った?"
A: "真似すんじゃねーよ。"
B: "真似すんじゃねーよ。" (以下略)
実際にされるとイラつきますが、英語学習では非常に効果的です。それにスキットをまねしても誰もイラつきません。どんどん実践しましょう。
この練習では発音はもちろん、抑揚や弱調をちゃんとまねしないと大きく遅れてしまったりして、うまくいきません。そのため、シャドーイングがうまくできるようになるころには、英語の抑揚に体がかなり慣れているはずです。
4. 倍速機能を活用してみる。(目安: 開始から1年~)
学習を始めて1年位経つと、放送がゆっくりに聞こえることもあるかもしれません。その時はPCやスマートフォン、ウォークマンにある1.25xや1.5xの倍速機能を使って放送を早送りで聴いてみると練習になります。内容は変わらないのに、もの凄く難しく感じると思います。
これでシャドーイングやディクテーションがストレスなく出来るようになれば、「ラジオ英会話」や「ビジネス入門」ステップアップする実力は十分についています。
重要!最低条件として、音読練習は必ず実施して下さい。
英会話はよくスポーツに例えられます。バスケットをするのにドリブルの仕方を頭で覚えても、実際に手とボールを使ってドリブルを練習をしないと出来るようにならないのと同じです。
英語も口に出して練習しない限り、話せるようになりません。
・・・とはいえ、必ずしも大きな声を出して音読練習が出来るとは限りませんよね。通勤や通学中に放送を聴いて練習する場合や、深夜になって家族が寝静まってから練習する人もいると思います。
そういう場合にはウィスパリングをおすすめします。
ウィスパリング(whispering)とは?――"whisper=ささやく"の文字通り、自分だけが聞こえるような小さい声で音読することです。
普段話している声の大きさで練習する場合より効果は半減しますが、放送を黙って聴くより10倍は効果的な方法です。
自分のレベルや、どの程度はやく英語を習得したいかによってやり方を選ぶと良いです。早く習得したい・あるいは必要がある場合にはもちろん、初めから放送を二回聴いたり、ディクテーションやシャドーイングに挑戦したりするのもありです。
大切なことは英語の「音」を意識した学習法
私には英検1級に合格した友人がいるのですが、彼にはNHKラジオ講座は合わなかったらしく、何度か挑戦してはやめていました。そのため、英語の上達に絶対に必要かと言えば、もちろんそんなことはありません。
しかしその友人もCD付属の問題集を買って繰り返し音読練習をしていました。英語が出来るようになるには英語の「音」を意識した練習は欠かせません。
しかしその友人もCD付属の問題集を買って繰り返し音読練習をしていました。英語が出来るようになるには英語の「音」を意識した練習は欠かせません。
テキストについて
テキストは買い忘れのない定期購読がおすすめ。テキストがたまっていって「これを消化しなくては!」という気持ちもある意味モチベーションになります(私がその一人です)。
▼NHK出版公式サイト[外部リンク]で扱っています
https://www.nhk-book.co.jp/pr/text/eigo.html
※ただ公式サイトでは定期購読が可能な時期とそうでない時期があるようなので、注意です。
▼雑誌通販サイト「Fujisan雑誌」[外部リンク]でも扱っています
https://www.fujisan.co.jp/cat1100/cat1108/
※Fujisan雑誌での定期購読は紙版の他、デジタル版も手に入ります。おすすめ。
▼NHK出版公式サイト[外部リンク]で扱っています
https://www.nhk-book.co.jp/pr/text/eigo.html
※ただ公式サイトでは定期購読が可能な時期とそうでない時期があるようなので、注意です。
▼雑誌通販サイト「Fujisan雑誌」[外部リンク]でも扱っています
https://www.fujisan.co.jp/cat1100/cat1108/
※Fujisan雑誌での定期購読は紙版の他、デジタル版も手に入ります。おすすめ。
モチベーションを保つコツ
当然のことながら、上達を感じられないとやる気は落ちます。そのため、成果が点数として見える資格試験(英検4級~2級)に挑戦するのは非常に効果的です。
私の場合は16歳で基礎英語2を始め、17歳で基礎英語3にステップアップ。それから英検4級に挑戦。18歳の時に英検3級を受験しました。
当時は英語を実際に使う機会がほとんどなく、英検の二次試験は英語を使う貴重な機会だったので、とても楽しかったのを覚えています。
私の場合は16歳で基礎英語2を始め、17歳で基礎英語3にステップアップ。それから英検4級に挑戦。18歳の時に英検3級を受験しました。
当時は英語を実際に使う機会がほとんどなく、英検の二次試験は英語を使う貴重な機会だったので、とても楽しかったのを覚えています。
また基礎英語を聴くことをあるていど習慣化出来たら、オンライン英会話や英会話教室にもぜひ挑戦してもらいたいと思います。実際にレッスンで会話をしてみると「あっ、この単語!昨日基礎英語で聞いたやつだ!」という瞬間にも出会えます。
そんな"プチよかった"があると記憶に残りやすいですし、また続ける楽しみにもなります。
オンライン英会話に関する記事>>こちら
英会話に限らず、人と話したことは記憶に残りやすいですし、さらに褒められたことはもっと記憶に残りやすいです。
また伝えたいことが上手く英語に出来なかったり、誤解されてしまったりすると、それが課題となり次につながります。そうして一つ一つこなしていくことで確実に上達していきます。
まとめ
以上、NHKラジオ講座「基礎英語」をおすすめする理由と効果的な使い方をまとめました。もちろん、他にもっと効果的な使い方があるかもしれません。そんな方法をご存知の方がいたら、コメント欄かTwitter経由で教えて下さい!
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