疲れがたまってきたり、風邪を引いたりするとやってくるのが"耳鳴り"。
耳鳴りの表現は痛みの表現に比べると、緊急度は低いかもしれません。しかし、あの不愉快でたまらない音を英語でどう表現するのか、知っておくと便利です。
今回はそんな耳鳴りに関する英語表現をまとめました。
▲記事の内容を読み上げたYouTube動画もあります。発音の確認にはもちろん、頭痛で目を開けられない、だるすぎてブログを読む体力がなくても英語学習をしたい人は、ぜひご活用ください。
"My ear is ringing."
"ring=(鐘や鈴、電話などが)鳴る"という意味です。"甲高い音が鳴る" という意味なので、"ear=耳"が"ring=鳴"っている、という表現です。英語でもそのままですね。
両方の耳で鳴っている場合は:
"My ears are ringing."とears複数形にすればOKです。
あと"there is"を使って:
"There is a ringing in my ear(s)."
と言うことも出来ます。ここでも片耳の場合は"my ear"、両耳の場合は"my ears"です。
※「耳鳴り」を意味する名詞"ringing"。耳鳴りは、一つ、二つと数えられない名詞のはずなのに冠詞の"a"が付いているのは不思議ですね。アメリカ人の友達曰く、"a ringing"のように"a"という冠詞がついているのは、"a symptom"=「症状の一つ」というとらえ方だからだそうです。"ringing"と鳴っている音そのものを数えるのではなく、症状を数える。面白い発想ですね。
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日本語では耳鳴りに限らず聞こえた音を具体的に説明する場合、オノマトペ(擬音語・擬態語「ウィーン、ガンガン、ドンドン等」)を多用します。しかし、英語ではその音をそっくりそのまま"まねる"(モノマネ)か、比喩表現(「~みたいな・~のような」等)を活用し、表現します。
そのため、日本語の発想でオノマトペで伝えようとしても上手く行きません。モノマネは練習が必要ですぐには出来ないと思うので、比喩表現の例をご紹介したいと思います。
使える比喩表現例
・it's(=is) like~「まるで~のようだ、~みたい」
・as if ~「まるで~かのごとく」
・it sounds like ~「~みたいな音がする」
これが最も一般的(?)な耳鳴りの音ではないでしょうか。体調不良の時だけでなく、近くを爆音のバイクが通ったり、突然大きな音がした時に聞こえるあの耳鳴り。
英語ではこう表現できます:
"rip"「ビリビリと切り裂く」という意味なので、「(空気を切り裂いて)高速で駆けて行った」という感覚です。同じように"speed"「かっ飛ばす;過去形は"sped"」を使っても、ここでは同じ意味になります。
"Ow. My ear is ringing. It's like a motorcycle just sped right past me."
痛たた。耳鳴りがする。まるですぐそばをバイクがビューンって走って行ったみたい。
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英語ではこう表現できます:
※ここで「I were」になっているのは、実際には水中にはおらず「まるで水の中にいるような」と現実とは違うことを仮定して話しているためです。
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地下鉄に乗っているような、高速道路でトンネルを通過する時のような圧のある音です。
英語ではこう表現できます:
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テレビの電源を入れて、どこにもチャンネルを合わせず、待機状態にしておくと聞こえてくるかすかな音。昔のラジカセは電源を入れて何も再生せずに音量を上げると、こんな音がしました。
英語ではこう表現できます:
※”white noise”を辞書で調べると「白色雑音」という耳慣れない日本語が出てきます。しかしネイティブの友人によると英語では待機状態の電化製品が発するノイズを”white noise”と呼び、かなり一般的な表現だそうです。
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英語ではこう表現できます:
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遠くで道路の舗装工事をしているような音。手で押さえてアスファルトを固める機械(ガソリンランマー)が使われているような音。これも私の母によくある耳鳴りの一種で、私は聞いたことがないです。
英語ではこう表現できます:
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当然のことながら、耳鳴りは自分以外の人には聞こえません。そのため、練習して覚えておくと実際の英会話の場面で役に立ちますよ。
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耳鳴りの表現は痛みの表現に比べると、緊急度は低いかもしれません。しかし、あの不愉快でたまらない音を英語でどう表現するのか、知っておくと便利です。
今回はそんな耳鳴りに関する英語表現をまとめました。
▲記事の内容を読み上げたYouTube動画もあります。発音の確認にはもちろん、頭痛で目を開けられない、だるすぎてブログを読む体力がなくても英語学習をしたい人は、ぜひご活用ください。
「耳鳴りがしている」を英語で表現する
まずは「耳鳴りがしている」と人に伝える表現です。"My ear is ringing."
"ring=(鐘や鈴、電話などが)鳴る"という意味です。"甲高い音が鳴る" という意味なので、"ear=耳"が"ring=鳴"っている、という表現です。英語でもそのままですね。
両方の耳で鳴っている場合は:
"My ears are ringing."とears複数形にすればOKです。
あと"there is"を使って:
"There is a ringing in my ear(s)."
と言うことも出来ます。ここでも片耳の場合は"my ear"、両耳の場合は"my ears"です。
※「耳鳴り」を意味する名詞"ringing"。耳鳴りは、一つ、二つと数えられない名詞のはずなのに冠詞の"a"が付いているのは不思議ですね。アメリカ人の友達曰く、"a ringing"のように"a"という冠詞がついているのは、"a symptom"=「症状の一つ」というとらえ方だからだそうです。"ringing"と鳴っている音そのものを数えるのではなく、症状を数える。面白い発想ですね。
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耳鳴りの種類
☆言語的な違い☆日本語では耳鳴りに限らず聞こえた音を具体的に説明する場合、オノマトペ(擬音語・擬態語「ウィーン、ガンガン、ドンドン等」)を多用します。しかし、英語ではその音をそっくりそのまま"まねる"(モノマネ)か、比喩表現(「~みたいな・~のような」等)を活用し、表現します。
そのため、日本語の発想でオノマトペで伝えようとしても上手く行きません。モノマネは練習が必要ですぐには出来ないと思うので、比喩表現の例をご紹介したいと思います。
使える比喩表現例
・it's(=is) like~「まるで~のようだ、~みたい」
・as if ~「まるで~かのごとく」
・it sounds like ~「~みたいな音がする」
キーン
これが最も一般的(?)な耳鳴りの音ではないでしょうか。体調不良の時だけでなく、近くを爆音のバイクが通ったり、突然大きな音がした時に聞こえるあの耳鳴り。
英語ではこう表現できます:
"There’s a ringing in my ear. It’s like a fighter jet just flew right past me. "
耳鳴りがする。まるで戦闘機が私のすぐ横を飛んで行ったみたい。
"My ear is ringing. It's like a motorcycle just ripped right past me."
耳鳴りがする。まるですぐそばをバイクがビューンって走って行ったみたい。
"rip"「ビリビリと切り裂く」という意味なので、「(空気を切り裂いて)高速で駆けて行った」という感覚です。同じように"speed"「かっ飛ばす;過去形は"sped"」を使っても、ここでは同じ意味になります。
"Ow. My ear is ringing. It's like a motorcycle just sped right past me."
痛たた。耳鳴りがする。まるですぐそばをバイクがビューンって走って行ったみたい。
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モワーン
イヤーマフを掛けたような、あるいは水中にいるような、突然周りの音がこもり、もこもこしてしまう現象です。私自身は猛烈に疲れるとこの耳鳴りが起こります。英語ではこう表現できます:
"There is a ringing in my ears. My ears are muffled as if I were under water."
(両耳に)耳鳴りがする。まるで水中にいるみたいなこもった音がする。
※ここで「I were」になっているのは、実際には水中にはおらず「まるで水の中にいるような」と現実とは違うことを仮定して話しているためです。
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ゴー
地下鉄に乗っているような、高速道路でトンネルを通過する時のような圧のある音です。
英語ではこう表現できます:
"My ear’s ringing. It sounds like I'm on the subway running through a tunnel."
耳鳴りがする。まるで自分の乗ってる地下鉄がトンネルを通過しているみたいな音がする。
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シー
テレビの電源を入れて、どこにもチャンネルを合わせず、待機状態にしておくと聞こえてくるかすかな音。昔のラジカセは電源を入れて何も再生せずに音量を上げると、こんな音がしました。
英語ではこう表現できます:
"My ear feels weird. It’s like white noise is coming from somewhere."
耳が変な感じする。シーっていう音がどこからか聞こえてくる。
※”white noise”を辞書で調べると「白色雑音」という耳慣れない日本語が出てきます。しかしネイティブの友人によると英語では待機状態の電化製品が発するノイズを”white noise”と呼び、かなり一般的な表現だそうです。
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シュワシュワ
炭酸が弾けるような音がする場合。私はこの音は経験がないですが、私の母はよくあるそうです。英語ではこう表現できます:
"My ear is ringing. It's like a carbonated drink is popping in my ears."
耳鳴りがする。炭酸が耳の中で弾けてるような音がする。
※英語で「炭酸飲料」の一般的な表現は”carbonated drink”ですが、アメリカ英語では”pop”、”soda”、”coke”とも言います。どれを使うかは地域によります。ちなみにイギリス英語では”fizzy drink”と言います。
"My ear is ringing. It's like a soda is popping in my ears."
耳鳴りがする。炭酸が耳の中で弾けてるような音がする。
※ちなみにa pop/soda/coke の"a"はあっても無くてもOK.です。
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トゥフトゥフトゥフ
Photo by Pinoko遠くで道路の舗装工事をしているような音。手で押さえてアスファルトを固める機械(ガソリンランマー)が使われているような音。これも私の母によくある耳鳴りの一種で、私は聞いたことがないです。
英語ではこう表現できます:
"There is a ringing in my ears. As if there was road construction going on in my head."
耳鳴りがする。まるで頭の中が工事現場になったような音が聞こえる。
※実際に「頭の中で工事が行われる」ということはあり得ないので、"there was"のように仮定法を使います。
※実際に「頭の中で工事が行われる」ということはあり得ないので、"there was"のように仮定法を使います。
"Ugh, I hear a drilling noise in my head."
あぁ、頭の中でドリルの音が聞こえる。
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まとめ
今回ご紹介した表現は、ネイティブも使う自然な表現なので、英語初心者には覚えるのが難しいかもしれません。なので自分に身近な表現から覚えて、実際に使えるようになるといいですね。当然のことながら、耳鳴りは自分以外の人には聞こえません。そのため、練習して覚えておくと実際の英会話の場面で役に立ちますよ。
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