英検1級への再挑戦を機に、 自分の勉強法を振り返る意味も込めて、準1級合格までの勉強法をまとめたいと思います。
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今回は二次面接試験編です。
前回の記事にも書きましたが、私には英語学習にはお金をかけないという強烈なこだわりがあり、二次試験も対策本や予想問題集は一切買わず、自己流で勉強しました。
前回の記事:私が英検準1級合格まで実践した勉強法【一次筆記試験編】
コボちゃんは日本の一般家庭の話なので、話題が英検二次にもよく出てくる内容が多く、効果的だと思ったのが選んだ理由です。また毎日必ず掲載されるので、相当量の練習量を確保できるのも良い点でした。
2019年3月12日付の読売新聞掲載のコボちゃんを使ってやってみます。
試しに今やってみたものを文字起こししたらこんな感じです。もちろん実際には言いよどんだり、言い換えたりして、ここまで良くはないです。ただ練習材料として日本の4コマ漫画が有効なのが分かると思います。
ちなみに「謝恩会」は卒業生がお世話になった先生に対して感謝を表す集まりのことを言うので、"a thank-you party"と表現しました。
このように日本文化に関する単語は、すぐに英語で出てこなかったり、単に知らないことも多いと思います。
そのため、日本の漫画描写をしながら日本文化や習慣を簡単な英語で描写する練習を繰り返すのは試験対策としてだけではなく、実際の会話でもかなり役に立ちます。
この方法でナレーションは満点の15点を獲得することができました。
取り組んだ内容を毎回、ノートやボイスレコーダーに記録しておくのも効果的です。振り返ってみれば上達に気付けるので、やる気にも繋がります。
やりっぱなしでも効果はありますが、余裕があればぜひ記録してみて下さい。
準1級挑戦当時はオンライン英会話も言語交換アプリもない時代、様々な方法で話す機会を作りました。
覚えた単語表現を競い合い、お互いに切磋琢磨していたので、英会話力の向上に彼の存在は非常に大きいです。
この頃の勉強法はこちらの記事にもまとめてあります:私の英語学習歴 ~オンライン英会話講師になるまで~
直接声を使って喋るわけではありませんが、リアルタイムで文字を使っての会話のため、綴りが間違っていると通じなかったり、誤解されたりするので、やりとりはある種の緊張感があり、かなり力がつきました。
この友人とのチャットは2013年頃まで続きました。(そして今でも親交があります。)
当時はネイティブと話せる超貴重な機会だったので、前述の高校の友人と一緒によく参加しました。
私は2011年3月に卒業するまで11年間、定時制高校に通っていたので、月に2回ほどやってくるALTとよく英会話をしていました。
放課後一時間半ほど居残る必要があり不人気だった図書係に立候補し、図書室でALTと英会話をした年もあります。
その時に英語圏の人々がよく集まるイベントや場所を教えてもらったりしました。自分と同世代のALTの会話は楽しかったです。
ネイティブならではの発想や発音を学ぶことはできませんでしたが、自分のことを話すアウトプットの練習には大いになりました。
私は当時、まだ高校に通っていたため、高校生活が舞台のこのドラマには共感できる部分が多く、また会話表現も自分の日常で使えるものばかりだったので、すごく面白かったです。
そのため、このドラマは日本語字幕で見た後、英語字幕で見て、気に入った表現を全てノートに書き写し音読をする、という練習を3ヶ月半ほど続けました。
リスニングのために始めたこの練習方法で、意外にもスピーキング力を飛躍的に上達させることができました。
実践した主なスピーキング練習は以上ですが、今から挑戦するなら、Lang-8、italki、ハロートークといった言語交換サイトでネイティブの言語交換パートナーを見つけ練習するという手があります。
関連記事:ネイティブと交流したい君へ!無料言語交換アプリ【ハロートーク】の紹介
またオンライン英会話を利用することも出来ます。気軽に英会話を習慣化することが出来るので、本当に便利になったと思います。活用しない手はありませんね!
関連記事:オンライン英会話に関する記事一覧
・ナレーション:15 / 15点 ・Q & A:16 / 20 点 ・アティチュード:3/ 3 点
合計:34 / 38 点
一次試験には2回目[2009年度第2回]に受験した時に合格するつもりでいたので、その前から二次試験も視野に入れて練習をしていました。
試験前の2週間は一次試験の時とは違い、体調を整えることを最優先し、勉強はほぼゼロ。そのおかげで、ようやく迎えた本番は楽しく臨むことが出来ました。そしてそれが点数にも表れていて嬉しかったです。
とはいえ、市販の問題集を活用し、ポイントを押さえた練習をすれば、もっともっと早く合格することが可能です。私も時間を巻き戻せたらそうします。
ただ、合格のための道は問題集一本だけではない、ということが伝えられたら幸いです。そしてこの記事が英検準1級の挑戦に少しでも役に立つことを願っています!
一次試験の勉強法をまだ読んでいない方はこちらから>>私が英検準1級合格まで実践した勉強法【一次筆記試験編】
英検準1級関連記事>>英検準1級一次試験【語彙・長文・英作文・リスニング】対策におすすめの問題集・サイト・勉強法まとめ
英検準1級二次試験の練習に日本の4コマ漫画が利用できることを説明するため掲載しました。漫画作者および読売新聞社の著作権を侵害する意図は全くない旨、ここに明記いたします。
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今回は二次面接試験編です。
前回の記事にも書きましたが、私には英語学習にはお金をかけないという強烈なこだわりがあり、二次試験も対策本や予想問題集は一切買わず、自己流で勉強しました。
前回の記事:私が英検準1級合格まで実践した勉強法【一次筆記試験編】
4コマ漫画のナレーション対策
二次試験対策の中ではもっとも時間と体力を使いました。教材は市販の問題集ではなく、植田まさし氏の漫画「コボちゃん」。うちで定期購読している読売新聞の朝刊に掲載されているものを使用。コボちゃんは日本の一般家庭の話なので、話題が英検二次にもよく出てくる内容が多く、効果的だと思ったのが選んだ理由です。また毎日必ず掲載されるので、相当量の練習量を確保できるのも良い点でした。
4コマ漫画を使った練習方法
まずは漫画を見て大体の内容を把握します。時間を計って実施してもいいのですが、私の場合、最初のうちは時間を気にせず、4コマのナレーションをやり遂げることだけを考えました。あまり気負わず、数をこなすこと重視です。二次試験本番の問題カードとの違いは、1コマ目の指定のナレーション始めの一文も自分で考えなければならないこと。
ただ、数をこなす内にパターンが出来てきて、コボちゃんの場合は"A boy in yellow was doing his homework in his room."や"An elementary school kid was going home when..."のように「黄色い服を着た少年」や「小学生男子」を主人公にして話を進めると物語が描写しやすいことが分かってきました。
他の登場人物もコボちゃんの母親なら"A lady in pink is shopping at a supermarket."、父親なら"A middle-aged office worker was drinking at a bar."という具合です。
他の登場人物もコボちゃんの母親なら"A lady in pink is shopping at a supermarket."、父親なら"A middle-aged office worker was drinking at a bar."という具合です。
2019年3月12日付の読売新聞掲載のコボちゃんを使ってやってみます。
①An elementary school kid in yellow and his sister were talking in their room. In front of them, there were a box of his toys. He said to his sister, “I'll give you them all.” “Wow, really?” said his sister.
②He announced to his grandfather that he was going to graduate from playing with toys. His grandfather said, “Oh that's impressive.”
③Then the old man started to write a graduation certificate to him. And the boy said, “Yay.”
④He brought all the toys out of the box because he was going to have a graduation ceremony as well as a thank-you party. His sister said, “You’re still playing with these toys after all.”
②He announced to his grandfather that he was going to graduate from playing with toys. His grandfather said, “Oh that's impressive.”
③Then the old man started to write a graduation certificate to him. And the boy said, “Yay.”
④He brought all the toys out of the box because he was going to have a graduation ceremony as well as a thank-you party. His sister said, “You’re still playing with these toys after all.”
試しに今やってみたものを文字起こししたらこんな感じです。もちろん実際には言いよどんだり、言い換えたりして、ここまで良くはないです。ただ練習材料として日本の4コマ漫画が有効なのが分かると思います。
ちなみに「謝恩会」は卒業生がお世話になった先生に対して感謝を表す集まりのことを言うので、"a thank-you party"と表現しました。
このように日本文化に関する単語は、すぐに英語で出てこなかったり、単に知らないことも多いと思います。
そのため、日本の漫画描写をしながら日本文化や習慣を簡単な英語で描写する練習を繰り返すのは試験対策としてだけではなく、実際の会話でもかなり役に立ちます。
この方法でナレーションは満点の15点を獲得することができました。
取り組んだ内容を毎回、ノートやボイスレコーダーに記録しておくのも効果的です。振り返ってみれば上達に気付けるので、やる気にも繋がります。
やりっぱなしでも効果はありますが、余裕があればぜひ記録してみて下さい。
Q & A 対策
これは普段からのスピーキング練習が大切なので、特別な対策をせずスピーキング力を日々磨く練習をしていました。スピーキング対策
私は英語の勉強を始めた当初から、「英語が使えるようになる」と言うことは「英語を話せるようになる」と同義だったので、英語を話す機会があれば必ず利用してきました。準1級挑戦当時はオンライン英会話も言語交換アプリもない時代、様々な方法で話す機会を作りました。
日本人英語学習者との英会話
私が英語学習を始めてから3年くらいした頃、高校時代の友人も学習を始め、次第に彼と英会話をするようになりました。最初は日本語に英語を一部分混ぜる程度だったのが次第に量が増え、英検準1級を受験する頃には、待ち合わせの約束も全て英語で行なっていました。覚えた単語表現を競い合い、お互いに切磋琢磨していたので、英会話力の向上に彼の存在は非常に大きいです。
この頃の勉強法はこちらの記事にもまとめてあります:私の英語学習歴 ~オンライン英会話講師になるまで~
イギリス人の友達とのチャット
2009年後半ごろからイギリス人のペンフレンドと月に3〜4回、文字チャットをするようになりました。直接声を使って喋るわけではありませんが、リアルタイムで文字を使っての会話のため、綴りが間違っていると通じなかったり、誤解されたりするので、やりとりはある種の緊張感があり、かなり力がつきました。
この友人とのチャットは2013年頃まで続きました。(そして今でも親交があります。)
行政主催の国際交流イベントや英会話教室
市や県の広報誌をくまなくチェックしていると、年に数回、国際交流イベントや英会話教室が一回500円から1000円という格安で行われていることが分かりました。当時はネイティブと話せる超貴重な機会だったので、前述の高校の友人と一緒によく参加しました。
高校にやって来るALTとの英会話
私は2011年3月に卒業するまで11年間、定時制高校に通っていたので、月に2回ほどやってくるALTとよく英会話をしていました。
放課後一時間半ほど居残る必要があり不人気だった図書係に立候補し、図書室でALTと英会話をした年もあります。
その時に英語圏の人々がよく集まるイベントや場所を教えてもらったりしました。自分と同世代のALTの会話は楽しかったです。
高校の日本人英語教師と英会話
英検2級に受かってからは、昼休みや放課後に高校の英語教師と英会話をよくしていました。ネイティブならではの発想や発音を学ぶことはできませんでしたが、自分のことを話すアウトプットの練習には大いになりました。
ドラマの英語字幕で語彙表現を増やす
英検準1級に挑戦する頃になると、英語圏のドラマも少しずつ聞き取れる表現が増えてきました。そんな中、The O.C.というアメリカのドラマにハマりました。私は当時、まだ高校に通っていたため、高校生活が舞台のこのドラマには共感できる部分が多く、また会話表現も自分の日常で使えるものばかりだったので、すごく面白かったです。
そのため、このドラマは日本語字幕で見た後、英語字幕で見て、気に入った表現を全てノートに書き写し音読をする、という練習を3ヶ月半ほど続けました。
リスニングのために始めたこの練習方法で、意外にもスピーキング力を飛躍的に上達させることができました。
実践した主なスピーキング練習は以上ですが、今から挑戦するなら、Lang-8、italki、ハロートークといった言語交換サイトでネイティブの言語交換パートナーを見つけ練習するという手があります。
関連記事:ネイティブと交流したい君へ!無料言語交換アプリ【ハロートーク】の紹介
またオンライン英会話を利用することも出来ます。気軽に英会話を習慣化することが出来るので、本当に便利になったと思います。活用しない手はありませんね!
関連記事:オンライン英会話に関する記事一覧
試験結果
2010年度第1回 [合格]・ナレーション:15 / 15点 ・Q & A:16 / 20 点 ・アティチュード:3/ 3 点
合計:34 / 38 点
一次試験には2回目[2009年度第2回]に受験した時に合格するつもりでいたので、その前から二次試験も視野に入れて練習をしていました。
試験前の2週間は一次試験の時とは違い、体調を整えることを最優先し、勉強はほぼゼロ。そのおかげで、ようやく迎えた本番は楽しく臨むことが出来ました。そしてそれが点数にも表れていて嬉しかったです。
まとめ
英検準1級の二次試験対策は市販の問題集がなくても十分に合格可能です。とはいえ、市販の問題集を活用し、ポイントを押さえた練習をすれば、もっともっと早く合格することが可能です。私も時間を巻き戻せたらそうします。
ただ、合格のための道は問題集一本だけではない、ということが伝えられたら幸いです。そしてこの記事が英検準1級の挑戦に少しでも役に立つことを願っています!
一次試験の勉強法をまだ読んでいない方はこちらから>>私が英検準1級合格まで実践した勉強法【一次筆記試験編】
英検準1級関連記事>>英検準1級一次試験【語彙・長文・英作文・リスニング】対策におすすめの問題集・サイト・勉強法まとめ
著作権について
この記事内「4コマ漫画のナレーション」部に掲載した写真は、平成31年3月12日付の読売新聞朝刊に掲載されている植田まさし著「コボちゃん」を撮影したものです。英検準1級二次試験の練習に日本の4コマ漫画が利用できることを説明するため掲載しました。漫画作者および読売新聞社の著作権を侵害する意図は全くない旨、ここに明記いたします。
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