2019年度第2回の英検1級二次試験まで、約1ヶ月(一次試験は6月に合格したので免除)。

*当記事は広告リンクを含みます。
191007Eiken1GTextbooks&Nexus
9月中旬から気候が安定してきて、それに伴い体調も上向き、ようやく二次試験対策が少しずつですが出来るようになってきました(勉強時間は週に1日2時間位)。

本記事では今取り組んでいる面接対策と、それに大いに役立っているポッドキャストをいくつか紹介します。

面接対策

私には5年前に英検1級に合格した高校時代からの友人がいて、その友人にスカイプで1回練習に付き合ってもらいました。やはり一人でパソコンに向かってスピーチするより、聞いてくれる相手がいる方が話しやすいのでとても助かりました。

彼からは「スピーチをするというより、面接官とお喋りする感覚でいると良いと思うよ」というアドバイスをもらいました。経験者の言葉だけあり、説得力があります。

それから、言語交換パートナーであるネイティブの友人にも練習を手伝ってもらっています。

彼女とは今まで3回ほど、合計8本スピーチを聞いてもらいました。スピーチは毎回録音しておいて、その内容を文字に起こし、文法的に間違えている箇所は修正し、言いたかった内容を書き加えた後、添削してもらっています。

スピーチのトピックは旺文社の「英検1級過去6回全問題集」、

「英検1級二次試験・面接完全予想問題」、

Jリサーチ出版の「英検1級面接大特訓」からランダムに選んで練習しています。

トピックが足りなくなったら、「英検準1級ライティング大特訓」も、級は違いますが使う予定です。

★気づいたこと・・・今まで「英検1級過去6回全問題集」のトピックを3回実施分(30トピック)見たのですが、似たような回答で答えられそうな問題がいくつかありました。

例えば:
➀「世界平和が達成できる日がくるか?」というトピックと
➁ 「人類は人類自らを滅ぼす危険があるか?」というトピックは、以下のように答えることができると思います。

➀「世界平和の達成は無理。一つ目の理由として人類は領土問題を始め、争いが絶えない。縄張り争いは人間の本能なので変えることは出来ない。二つ目は人類の科学技術の発展の副作用として地球温暖化が進み、自然災害が強大化し、この地球はますます危険な世界になっていく」

➁「人類は人類自ら絶滅の危機に追い込んでいる。一つ目の理由として人類は領土問題を始め、争いが絶えない。これにより犠牲者は増えるが、縄張り争いは人間の本能なので変えることは出来ない。二つ目は人類の科学技術の発展の副作用として地球温暖化が進み、自然災害が強大化し、この地球はますます危険な世界になり人類滅亡の可能性が高くなっている」

大雑把な内容ですが、こんな感じでパターンがいくつか見つけられればスピーチはかなり楽になるのではないかと思います。

友人二人とも、これからも面接の練習に付き合ってくれるので、体調の許す限り練習したいと思います。

ポッドキャストで弱点克服!!

191007PodcastOnNexus2013
私の場合、英検1級対策で一番困っていたのは、英作文にしろ、スピーチにしろ「自分の意見を言う」こと。例えば「基本的人権の保護政策で、日本は国際社会で主導権を握っていくべきか?」と聞かれても「え…何も思い付かない…」というのが正直なところでした。

このことを言語交換パートナーの友人に相談したところ、ポッドキャスト (Podcast)を勧められました。

ポッドキャストってなに?

簡単に言えば、インターネットラジオです。ブログの音声版とも言え、スポンサーがついて配信している番組もあれば、個人が自由に配信している番組もあります。

Appleのパソコンやスマホに搭載されているアプリ"iTunes"または"Podcast"、Androidスマホは"Googleポッドキャスト"からならいつでも聞くことが出来ます。気に入った番組を"定期購読"(無料です)したら、自動的に最新のエピソードがトップ画面に表示されるので、聴きたい番組を毎回探さなくても良いので便利です。

英検二次対策におすすめのポッドキャスト

以前ツイートをしたのですが、おすすめは以下の番組。

ツイート内のKCRWの提供する番組「Left, Right & Center」はMC一人に二人のゲストが政治関連の社会問題について議論するスタイル。時々電話インタビューもあるので、英語圏のディスカッションのスタイルを感じることが出来るので、勉強になります。

その他:
・「What Next」・・・アメリカの政治問題がメイン。MCとゲストが議論をするスタイル。一つのエピソードが15分から25分と短めなので気軽に聴けます。

・「Code Switch」・・・有色人種の製作陣による、人種にまつわる様々な問題や、そこから見えるアメリカの社会問題を取り扱ったポッドキャスト。英検は人種問題の出題はほとんどないようですが、移民問題や多民族・多文化国家の是非は過去問にあったので、聞いて損はないと思います。

・「Hapa英会話 Podcast」・・・YouTubeチャンネル「Hapa英会話」でおなじみのJunさんが提供する完全バイリンガルポッドキャストは便利な英会話表現の紹介や、英語学習者のインタビューもあり、楽しめます。

・「Rika's Podcast」・・・宮崎県で英会話教室を運営されているRika先生による、完全バイリンガル番組。Rika先生は私の尊敬し目標としている先生の一人で、聴くたびに先生のように綺麗な英語を話せるようになりたい!とやる気をチャージしています。

ポッドキャストが英検二次対策に役に立っている点

番組を聴いていると、MCが質問を挟んで止めるまでゲストがずーっと喋り続けていることがよくあることに気づきます。ゲストはある程度喋ったら自ら発言をやめる、という日本の番組に慣れていると新鮮でした。

それから、ある意見に対しYes・Noの立場をまず明確にし、その意見を支持する理由を一つか二つ述べるという、英検1級スピーチのお手本のような喋り方をする人がほとんどです。そういった台本のないやりとりの中に文化的な違い、教育の違いが感じられて学ぶことが多いです。

ポッドキャストは身体に優しい勉強法

以前記事にしましたが、私は筋痛性能脊髄炎(別名:慢性疲労症候群)という慢性病を患っており、1日に座っていられる時間が10分から1時間程度(それが月に数日ほど)。そのため机に向かってひたすら問題集を解いたり、オンライン英会話を毎日受講したりといった勉強法は出来ません。

映画や海外ドラマを観る学習も脳に過度の負担がかかり、映画なら月に2〜3本、ドラマなら5話くらいが限度です。

ポッドキャストは目を閉じて横になりながらでもたくさんの英語に触れることが出来るので、本当に助かっています。1番組15分から1時間、その間端末を操作する必要もないので、体への負担も最小限ですみます。

今のところメモをとったり、音読したりしないで聴いているだけですが、それでも聴き続けることで、頭に残った表現はたくさんあります。

問題集を解いたり、洋画を観たりといった今までの勉強法では体力的に限界を感じており、どうしたら良いのか最近ずっと悩んでいました。ポッドキャストを聴いて、慢性病持ちでも英語力を伸ばすことが出来ることが分かって、それもまた嬉しかったです。

まとめ

今の見通しでは、体調が良くて得意なトピックが出題されれば受かると思います。そのため、体調が悪くて苦手なトピックだけ出題されても合格できるくらいの実力をつけるのが当面の目標です。

英検1級二次試験は英語の語彙力や運用能力そのものより、自分の意見を論理的に順序立てて説明する技術と、世の中の動きに対して常に意見を持ち、それを言葉にするという文化的な面を評価される試験なのだと改めて感じています。

難しい挑戦ではありますが、学習を通して英語感覚にますます磨きをかけていきたいと思います。合格まで頑張ります!!

関連記事

英検1級次の記事>>英検1級二次面接試験(2019年度第2回)に合格しました!!【英検日記】

英検1級の前回の記事>>英検1級二次結果(2019年度第1回)&次回挑戦までの勉強【英検日記】

英検1級関連記事一覧>>こちら

スポンサーリンク