真剣に英語学習に取り組むと、必ず訪れるのがスランプ。この時期は読む・書く・聴く・話す、どの練習をしても一向に成長を感じられません。
私自身、19年間の英語学習生活で2度ほど大きなスランプがありました。
今回はその2度のスランプとそれを乗り越えた出来事をお話しします。それに加え、英語学習につきものの、「マンネリ」を防ぐ方法を7つまとめます。
21歳で英検準2級に合格した後、近い将来に英語を使った仕事をしたいと思うようになりました。
この頃は海外の友達と話したり、文通したりするのには必要十分な英語力で、当時の環境で困ることはほとんどなくなっていました。
しかしその英語力もプロとしては全く足りず、実に中途半端な力だというのは常に感じていました。
漠然と「英語の仕事」という目標はあったものの、慢性病持ちで外に出かけて仕事をするのは無理なので、自然と在宅の仕事を目指すことにしました。
しかし在宅で英語のプロとして働くのには、相当なスキルが必要なことは明らかです。しかもそれまでの5年の学習経験で、英語を身につけるのがどれだけ大変なのか感覚的にわかってしまっていたため、悩みました。
目標としている場所が遠過ぎ、正直言って、絶望しました。
頭に浮かぶのは疑問符ばかり…
「このまま続けて本当に英語のプロになれるのだろうか?」
「今やっていることが正しいことなのだろうか?」
とりあえずNHKラジオ英会話を使って英語の学習は続けましたが、それまでのような楽しさも充実感もなく、ただただ作業をこなしていました。
そんなある日、帰りの駅で同じ場所をうろうろ行ったり来たりしている東南アジア系の男性の姿を見かけました。キョロキョロ辺りを見回し、明らかに困ってる様子。
何か手伝えることがあるんじゃないかと思いつつ、帰りの電車を逃すと次の電車まで40分も待たなくてはならないため、迷いました。(私の地元は通勤通学時間帯でも、電車は1時間に4本くらいです。)
駅のベンチに座り、少し様子を見てみましたが、誰も彼に声をかける様子がありません。やるしかない!と思い、勇気を出して声をかけることにしました。
心臓はドキドキバクバク。手のひらは汗でにじみ、喉はカラカラで、声はかすれました。
"Excuseme? May I help you?" と聞くと"Yes." の返事。
なので続けて聞きました
"Where do you wanna go?"
「どこに行きたいの?」
すると県内のとある村に行きたいけど、どのプラットフォームからどの電車に乗ればよいのかわからないと言われました。
彼の目的地とする駅は私も知らない場所でした。そのため私はこう言いました。
"I don't know that station, but I can translate what the station man says."
「その駅は分からないけど、駅の人の言うことを訳すことなら出来るよ」
つまり、通訳するよと彼に伝えました。
その時彼を駅員さんのところに連れて行きたかったのですが、"Come with me"が言えず、手をクルクル回して"ついて来て!"と身振りで伝えました。
そして駅員さんに何番線から何時発の列車に乗ればよいのか聞き、それを彼に伝えました。
すると彼は、それまで見せたことのない笑顔で一言、"Okay, thank you."。
今思うと恥ずかしいくらいのひどい英語でしたが、あの時の彼の心底ほっとした笑顔は今でも鮮明に目に焼きついています。
この出来事がきっかけで、英語が世界中の人々をつなぐ架け橋になるということを実感でき、その日から迷いは消えました。将来は絶対に英語関連の仕事に就くという確固たる目標ができたのです。
この時のスランプの期間はおそらく1ヶ月程度。しかし初めてぶち当たった壁で、本当に辛かったことを今でもはっきりと覚えています。
この出来事は本当に私の人生を変えた出来事で、あの時彼に声をかけていなかったら、現在オンライン英会話講師として働いていなかったかも知れません。面白いものです。
その試験の前まで半年間、300ワード前後の毎日ネットニュースを印刷して精読していました。
さらに最低でも週5日は机に向かって英検準1級の問題集を解きました。40枚のB5キャンパスノート1冊終わるのに、1ヶ月半くらいのハイペース。
それに加え、2008年の暮れからイギリス人の友達と毎週末、1回2時間ほど文字によるチャットをしていて、まさに英語漬けの生活でした。
そして10月に受けた英検準1級一次試験は、わずか2点足らずで不合格。
もう完全に合格するつもりだったので、本当にショックでした。
▼当時の詳しいスコアは記事にまとめました
当時プロの翻訳者を目指して本格的に翻訳の勉強を始めた時期でした。どこの翻訳スクールの提供する講座も、最低でも英検準1級レベルの英語力が必要と書いてあったので、何が何でも合格したかったのです。
この頃は何をやっても、どんなに勉強しても上達が実感できず、苦しい時期でした。
この時のスランプを乗り越えた方法は、「英検準1級に合格したこと」だけです。
持病の筋痛性脳脊髄炎の症状で、どんなに頭痛が続いても、胃腸の調子が悪く2週間お粥しか食べられなくても、母が倒れ掃除・洗濯・炊事を全てやらなくてはならなくなっても、英語の勉強だけはずーーっと続けました。
忙しく、体調が悪すぎて机に向かって勉強できない日が何日続いても、ラジオ英会話だけは欠かさず聴きました。
そして2010年7月、三度目(二次は初)の挑戦にして達成した英検準1級合格により、長い長いスランプから抜け出すことができました。
どんなに大変でも、とにかく「やめなかったこと」に尽きます。
…とはいえ、スランプを乗り越えるため、ただひたすら耐えればよいのかというと、そうではないと思います。
スランプに陥る原因の一つとして、学習がマンネリ化することがあります。そのため、私はメリハリをつけた学習方法を常に意識していました。
最後に「マンネリ学習を防ぐ7つのコツ」について書きたいと思います。
「え?勉強のやる気がしなくなったからマンネリって言うんじゃん!」と思ったかもしれません。
でも実は、試験によって必要とされる英語力は違うため、別の試験の勉強をするだけでよい刺激になります。例えば英検の勉強をしている人はTOEICの勉強をしてみたり、TOEICの勉強をしている人は英検に挑戦するという具合です。
同様の理由で、英会話に挑戦してみるのもアリです。問題集を使った勉強は「読む・聴く・書く」の受け身の学習が中心となるため、英会話という能動的な練習をすることで、様々な気づきを得ることができます。
元の勉強に戻った時、一回り成長した自分に出会えることがありますよ。
2. 勉強仲間を作る
私には幸いなことに、英語の勉強を一緒に頑張る高校時代からの友人がいます。お互いが英検1級に合格するまで10年以上、ずっと競争をしながら一緒に英語力を高めてきました。ただこのような友達ができるのはまれなことだと思います。
一緒に英語を勉強する仲間が現実世界にいない場合は、Twitterを始めるのがおすすめ。日常生活で英検1級やTOEIC満点の人に出会うことは、英語関連の集まりに出かけても滅多にありませんが、Twitterにはたくさんいます。
私自身たくさんの表現や勉強法を学び、しかも高いレベルにありながら現状に満足しないTwitterの英語仲間の姿に大いに刺激を受けています。
そのような人たちをどう見つけるかは、最初は本を書いている人やYouTuberを検索して見つけ、そこからどんどんフォローしていくと関連として様々な人が表示されるようになります。ぜひ試してみてください。
3. 英語関連の本を読む
私は通訳者の小熊弥生さんと、英語コーチ・ビジネススキル講師の西真理子さんの本を読んで、大いに刺激を入れました。
英語学習に取り組む姿勢や、英語を学習する意味など改めて考えさせられ、目標を具体的に設定することができました。
彼女らのようなかっこいい人になりたいという憧れも抱き、やる気がなくなった時は読み返して改めて自分がどうなりたいのか確認しています。
▼西真理子さんの本は以前レビューを書きました
英語学習だけでなく、人生をどう生きたいか考えさせられる良本です。おすすめです。
4. 友達と遊ぶ
私は基本的に友達と遊ぶのが好きなので、一緒に買い物に行ったり、ドライブをしたりしていました。
英語を一緒に勉強していた日本人の友達とは、結局英語学習の話になってしまうのですが、それでも食事に行ってドライブするだけで、気付いたらまたやる気が復活していることが多かったです。
5. 英語に関係のない趣味をする
上の友達と遊ぶことに近いですが、私の場合は、ドライブや写真撮影が好きなので、英語に上達を感じられない時はラジオ英会話を4〜5日休んで、遊びに出かけることが多かったです。
外の空気を吸い、自然を感じられるだけで、気持ちが穏やかになり、また頑張ろうと思えました。
6. YouTubeや洋画を観る・洋楽を聴く
生きた英語に触れることで、改めて目標を確認でき、モチベーション回復に役立ちます。
またバイリンガルで活躍されているYouTuberの動画は、英語表現を学べるだけでなく「この人みたいに英語を喋れるようになりたい!」という目標にもなり、おすすめです。
個人的には宮崎で英会話教室を運営され、さらに通訳の講師も務めるRika先生の動画を観るとやる気出ます。
また洋楽をディクテーション練習すると、どれだけ聞き取れたか記録として残るので、上達を確認することもできます。
7. 勉強を一切やめる
上記6つの方法を全て試してもダメなら、期間を決めて、英語に触れるのを一切やめてしまいましょう。
新しいことを始めたての頃は、脳に最もストレスがかかる時期だと言われています。
英語の学習を始めたばかりの方は、脳にストレスがかかっている状態と言えるので、脳を少し休ませることでやる気がまた復活することがあります。(ただ学習の習慣がつくまえに長く休んでしまうと再開するのが難しくなるので、必ず上記の6つの方法を試した後に。)
また英語学習を習慣化できた中級以上の方は、1週間くらいしたらまた「英語の勉強をしないと気持ち悪い」状態になり、やる気が戻ってくると思います。
集中できずにだらだら続けるより、ちょっと休んでから集中して取り組む方が効率が遥かによいので、おすすめです。
「最近いくら勉強しても英語力が伸びないな」と感じている人の参考に、少しでもなれば幸いです。
英語学習の仕方に悩んでいる人におすすめの本>>『日本人の英語勉強法』ジェームス・M・バーダマン著【英語力が伸びないとお悩みの方におすすめ】
どんな洋画を観るか迷っている方におすすめ>>私が感動した英語学習におすすめの洋画10選!【学習方法も解説】
おすすめYouTubeチャンネルについて>>リスニング力を上げるにはYouTubeを「聴く」ことも効果的【慢性病と英語学習】
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私自身、19年間の英語学習生活で2度ほど大きなスランプがありました。
今回はその2度のスランプとそれを乗り越えた出来事をお話しします。それに加え、英語学習につきものの、「マンネリ」を防ぐ方法を7つまとめます。
最初のスランプ
16歳で英語学習を始めてからの5年間は、目に触れる表現全てが新鮮で、何をしても楽しく学習を続けられました。21歳で英検準2級に合格した後、近い将来に英語を使った仕事をしたいと思うようになりました。
この頃は海外の友達と話したり、文通したりするのには必要十分な英語力で、当時の環境で困ることはほとんどなくなっていました。
しかしその英語力もプロとしては全く足りず、実に中途半端な力だというのは常に感じていました。
漠然と「英語の仕事」という目標はあったものの、慢性病持ちで外に出かけて仕事をするのは無理なので、自然と在宅の仕事を目指すことにしました。
しかし在宅で英語のプロとして働くのには、相当なスキルが必要なことは明らかです。しかもそれまでの5年の学習経験で、英語を身につけるのがどれだけ大変なのか感覚的にわかってしまっていたため、悩みました。
目標としている場所が遠過ぎ、正直言って、絶望しました。
頭に浮かぶのは疑問符ばかり…
「このまま続けて本当に英語のプロになれるのだろうか?」
「今やっていることが正しいことなのだろうか?」
とりあえずNHKラジオ英会話を使って英語の学習は続けましたが、それまでのような楽しさも充実感もなく、ただただ作業をこなしていました。
スランプ脱出の出来事
21歳の私は定時制高校に通っていました。そんなある日、帰りの駅で同じ場所をうろうろ行ったり来たりしている東南アジア系の男性の姿を見かけました。キョロキョロ辺りを見回し、明らかに困ってる様子。
何か手伝えることがあるんじゃないかと思いつつ、帰りの電車を逃すと次の電車まで40分も待たなくてはならないため、迷いました。(私の地元は通勤通学時間帯でも、電車は1時間に4本くらいです。)
駅のベンチに座り、少し様子を見てみましたが、誰も彼に声をかける様子がありません。やるしかない!と思い、勇気を出して声をかけることにしました。
心臓はドキドキバクバク。手のひらは汗でにじみ、喉はカラカラで、声はかすれました。
"Excuseme? May I help you?" と聞くと"Yes." の返事。
なので続けて聞きました
"Where do you wanna go?"
「どこに行きたいの?」
すると県内のとある村に行きたいけど、どのプラットフォームからどの電車に乗ればよいのかわからないと言われました。
彼の目的地とする駅は私も知らない場所でした。そのため私はこう言いました。
"I don't know that station, but I can translate what the station man says."
「その駅は分からないけど、駅の人の言うことを訳すことなら出来るよ」
つまり、通訳するよと彼に伝えました。
その時彼を駅員さんのところに連れて行きたかったのですが、"Come with me"が言えず、手をクルクル回して"ついて来て!"と身振りで伝えました。
そして駅員さんに何番線から何時発の列車に乗ればよいのか聞き、それを彼に伝えました。
すると彼は、それまで見せたことのない笑顔で一言、"Okay, thank you."。
今思うと恥ずかしいくらいのひどい英語でしたが、あの時の彼の心底ほっとした笑顔は今でも鮮明に目に焼きついています。
この出来事がきっかけで、英語が世界中の人々をつなぐ架け橋になるということを実感でき、その日から迷いは消えました。将来は絶対に英語関連の仕事に就くという確固たる目標ができたのです。
この時のスランプの期間はおそらく1ヶ月程度。しかし初めてぶち当たった壁で、本当に辛かったことを今でもはっきりと覚えています。
この出来事は本当に私の人生を変えた出来事で、あの時彼に声をかけていなかったら、現在オンライン英会話講師として働いていなかったかも知れません。面白いものです。
二度目のスランプ
2度目のスランプは英検準1級一次試験2度目の不合格後、2009年10月頃に起きました。その試験の前まで半年間、300ワード前後の毎日ネットニュースを印刷して精読していました。
さらに最低でも週5日は机に向かって英検準1級の問題集を解きました。40枚のB5キャンパスノート1冊終わるのに、1ヶ月半くらいのハイペース。
それに加え、2008年の暮れからイギリス人の友達と毎週末、1回2時間ほど文字によるチャットをしていて、まさに英語漬けの生活でした。
そして10月に受けた英検準1級一次試験は、わずか2点足らずで不合格。
もう完全に合格するつもりだったので、本当にショックでした。
▼当時の詳しいスコアは記事にまとめました
当時プロの翻訳者を目指して本格的に翻訳の勉強を始めた時期でした。どこの翻訳スクールの提供する講座も、最低でも英検準1級レベルの英語力が必要と書いてあったので、何が何でも合格したかったのです。
この頃は何をやっても、どんなに勉強しても上達が実感できず、苦しい時期でした。
二度目のスランプ脱出
スランプに劇的に効く方法を期待していた読者のみなさん、ごめんなさい!この時のスランプを乗り越えた方法は、「英検準1級に合格したこと」だけです。
持病の筋痛性脳脊髄炎の症状で、どんなに頭痛が続いても、胃腸の調子が悪く2週間お粥しか食べられなくても、母が倒れ掃除・洗濯・炊事を全てやらなくてはならなくなっても、英語の勉強だけはずーーっと続けました。
忙しく、体調が悪すぎて机に向かって勉強できない日が何日続いても、ラジオ英会話だけは欠かさず聴きました。
そして2010年7月、三度目(二次は初)の挑戦にして達成した英検準1級合格により、長い長いスランプから抜け出すことができました。
どんなに大変でも、とにかく「やめなかったこと」に尽きます。
…とはいえ、スランプを乗り越えるため、ただひたすら耐えればよいのかというと、そうではないと思います。
スランプに陥る原因の一つとして、学習がマンネリ化することがあります。そのため、私はメリハリをつけた学習方法を常に意識していました。
最後に「マンネリ学習を防ぐ7つのコツ」について書きたいと思います。
マンネリ学習を防ぐ7つのコツ
1. 別の試験勉強をする「え?勉強のやる気がしなくなったからマンネリって言うんじゃん!」と思ったかもしれません。
でも実は、試験によって必要とされる英語力は違うため、別の試験の勉強をするだけでよい刺激になります。例えば英検の勉強をしている人はTOEICの勉強をしてみたり、TOEICの勉強をしている人は英検に挑戦するという具合です。
同様の理由で、英会話に挑戦してみるのもアリです。問題集を使った勉強は「読む・聴く・書く」の受け身の学習が中心となるため、英会話という能動的な練習をすることで、様々な気づきを得ることができます。
元の勉強に戻った時、一回り成長した自分に出会えることがありますよ。
2. 勉強仲間を作る
私には幸いなことに、英語の勉強を一緒に頑張る高校時代からの友人がいます。お互いが英検1級に合格するまで10年以上、ずっと競争をしながら一緒に英語力を高めてきました。ただこのような友達ができるのはまれなことだと思います。
一緒に英語を勉強する仲間が現実世界にいない場合は、Twitterを始めるのがおすすめ。日常生活で英検1級やTOEIC満点の人に出会うことは、英語関連の集まりに出かけても滅多にありませんが、Twitterにはたくさんいます。
私自身たくさんの表現や勉強法を学び、しかも高いレベルにありながら現状に満足しないTwitterの英語仲間の姿に大いに刺激を受けています。
そのような人たちをどう見つけるかは、最初は本を書いている人やYouTuberを検索して見つけ、そこからどんどんフォローしていくと関連として様々な人が表示されるようになります。ぜひ試してみてください。
3. 英語関連の本を読む
私は通訳者の小熊弥生さんと、英語コーチ・ビジネススキル講師の西真理子さんの本を読んで、大いに刺激を入れました。
英語学習に取り組む姿勢や、英語を学習する意味など改めて考えさせられ、目標を具体的に設定することができました。
彼女らのようなかっこいい人になりたいという憧れも抱き、やる気がなくなった時は読み返して改めて自分がどうなりたいのか確認しています。
▼西真理子さんの本は以前レビューを書きました
英語学習だけでなく、人生をどう生きたいか考えさせられる良本です。おすすめです。
4. 友達と遊ぶ
私は基本的に友達と遊ぶのが好きなので、一緒に買い物に行ったり、ドライブをしたりしていました。
英語を一緒に勉強していた日本人の友達とは、結局英語学習の話になってしまうのですが、それでも食事に行ってドライブするだけで、気付いたらまたやる気が復活していることが多かったです。
5. 英語に関係のない趣味をする
上の友達と遊ぶことに近いですが、私の場合は、ドライブや写真撮影が好きなので、英語に上達を感じられない時はラジオ英会話を4〜5日休んで、遊びに出かけることが多かったです。
外の空気を吸い、自然を感じられるだけで、気持ちが穏やかになり、また頑張ろうと思えました。
6. YouTubeや洋画を観る・洋楽を聴く
生きた英語に触れることで、改めて目標を確認でき、モチベーション回復に役立ちます。
またバイリンガルで活躍されているYouTuberの動画は、英語表現を学べるだけでなく「この人みたいに英語を喋れるようになりたい!」という目標にもなり、おすすめです。
個人的には宮崎で英会話教室を運営され、さらに通訳の講師も務めるRika先生の動画を観るとやる気出ます。
また洋楽をディクテーション練習すると、どれだけ聞き取れたか記録として残るので、上達を確認することもできます。
7. 勉強を一切やめる
上記6つの方法を全て試してもダメなら、期間を決めて、英語に触れるのを一切やめてしまいましょう。
新しいことを始めたての頃は、脳に最もストレスがかかる時期だと言われています。
英語の学習を始めたばかりの方は、脳にストレスがかかっている状態と言えるので、脳を少し休ませることでやる気がまた復活することがあります。(ただ学習の習慣がつくまえに長く休んでしまうと再開するのが難しくなるので、必ず上記の6つの方法を試した後に。)
また英語学習を習慣化できた中級以上の方は、1週間くらいしたらまた「英語の勉強をしないと気持ち悪い」状態になり、やる気が戻ってくると思います。
集中できずにだらだら続けるより、ちょっと休んでから集中して取り組む方が効率が遥かによいので、おすすめです。
まとめ
何をやっても上達を感じられないので、スランプは本当につらいですよね。スランプ脱出の万人に効く方法はないので、私の経験を書きました。「最近いくら勉強しても英語力が伸びないな」と感じている人の参考に、少しでもなれば幸いです。
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コメント
コメント一覧 (4)
NHKラジオ英会話いいですね!私は基礎英語から始め、ラジオ英会話メインで勉強を続け英検準1級まで合格できたので、良い勉強法だと自信をもって言えます。
あと、少し簡単かな?と思うくらいの音源を使ってのシャドーイングは効果抜群なので、ぜひ続けて下さい。続ければ、レベルが上がっていることに気付く日がくるはずです。
はい、また疑問があれば聞いて下さい。全ての質問にお答えできるかは分かりませんが、出来る限りがんばります。内容によっては、記事にしてまとめることもあるかもしれません。
私も英会話講師であると同時に、いち学習者なので、一緒にがんばりましょう~v(^o^)
ご丁寧にネイティブのお友達に聞いて下さったのですね。ありがとうございます。
大変参考になりました!
昨年からNHKのラジオ英会話等を始めました。
今年はシャドーイングに力を入れたいと思い、現在取り組み中です。
なかなか簡単な文でもスラスラ出来ません...
リーディングとスピーキングは別物ですねー
家事しながらでも出来る練習なのでコツコツとやって行こうと思います。
また質問させて頂くことがあるかもしれませんが(疑問に思うことが結構あるのです...)、どうぞ宜しくお願いします。
ご質問について、私も気になったので、ネイティブの友人に聞いてみました。
"As the trains had stopped, we took the taxi.”に"had"は必ず必要とのことでした。
ここでは“as"が「理由」を表し、「電車が止まったので(=理由)、タクシーに乗った」という意味になり、hadなしだと、asが「同時進行」を表しているように聞こえて、意味がわからなくなるらしいです。強いて訳すなら「電車が止まりつつ、タクシーに乗った」という感じです。
ここではasの代わりにsinceやdue toを使っても同じ意味になるそうで、その場合もhadは必要とのことでした。
ちなみに文の内容は変わりますが、単純に出来事を時系列順に並べて:
"After the trains (had) stopped, we took the taxi.”とした場合にはhadはあってもなくても意味は同じで、「電車が止まったあと、私たちはタクシーに乗った」です。
“as"の数ある用法がカギのようでした。英語って奥深いですね。参考になれば幸いです!
いつも拝見させて頂いております。
私はやり直しの英語勉強をしている主婦です。
先日勉強していると、
As the trains had stopped,we took the taxi.
(電車が止まったので私達はタクシーに乗った)
という英文に出会いました。
had stoppedをただの過去形のstoppedではいけないのでしょうかね?
ただ単に時系列順に並べ、
As the trains stopped,we took the taxi.
でも可能でしょうか?
文法をやっているとどうしてこうなるのかな?ということが時々あり整理するのに時間がかかっています(笑い)
どうぞよろしくお願いします。