Daughtryはアメリカ出身の6人組。ボーカルであるChris Daughtryの、太く伸びやかな歌声が魅力のロックバンドです。
今回はそんなDaughtry(ドートリー)の魅力がたっぷり伝わる名曲15曲をご紹介します!
*当記事は広告リンクを含みます。
▶聞き取り難易度の見方
▶#1 No Surprise
▶#2 Feels Like Tonight
▶#3 What About Now
▶︎#4 Home
▶︎#5 Ghost of Me
▶︎#6 Used To
▶︎#7 Waiting For Superman
▶︎#8 It's Not Over
▶︎#9 High Above The Ground
▶︎#10 Over You
▶︎#11 One Last Chance
▶︎#12 Gone Too Soon
▶︎#13 What I Meant To Say
▶︎#14 Undefeated
▶︎#15 Traffic Light
▶︎収録アルバム
▶︎まとめ
▶︎関連記事
2006年11月に自らのバンド名を冠したアルバム "Daughtry" でデビューするなり、いきなりの全米1位を獲得。2007年でアメリカで最も売れたアルバムとなりました。
その後、2020年10月までに5枚のスタジオアルバムを発売。来年、ニューアルバムが発売される予定です。
初期の3枚のアルバムでは王道のアメリカンロック(かつ少しポップ)を奏でるバンドでしたが、4枚目の "Baptized" 以降、少し方向性を変え、繊細なアコースティックサウンドの曲もあります。
Chrisの太くも伸びやかで透明感のある歌声は健在で、今後の活動にも目(耳?)が離せません。
ちなみに当記事の曲順は、純粋に私の好きな順番です♪
▶目次にもどる
リンキングは二つ以上の単語が繋がって、まるで一つの単語のように発音される現象です。(make it rightがメイキッ ライッのようにくっついて発音。)多ければ多いほど聞き取りが難しくなります。
Daughtryの歌は全体的に単語と単語の間が弱調により、発音されない音が多いため、聞き取り難易度は全体的に高めです。バラードも同様の理由で難しいです。難易度が高く、聞き取るのは大変なので、初心者はサビの部分だけの聞き取り練習をするなど、分量で調節すると良いと思います。
▼リスニングの練習には聞き取って紙に書く練習法「ディクテーション」もおすすめ。
▶目次にもどる
・語彙表現★★★☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★★☆
「いつしか行かなくなった二人のお気に入りの場所、しなくなった温かい抱擁、消えた愛の眼差し」二人が別々の道を歩むことになっても、驚くことはない (=No Surprise)、という内容の曲です。
ぎこちなく冷めていく関係より、終わって肩の荷が降りた時の楽になった別れについての歌です。歌詞は寂しいですが、メロディとハモリが好きな曲です。
作曲にはChris Daughtryの他、NickelbackのボーカルChad Kroegerが関わっています。
歌詞に使われている言葉がかなり洗練されていて、次々にたくさんの情報が歌われるので、聞き取り難易度はかなり高いです。洋楽聞き取りが初めての人にはおすすめしません。
2009年発売のセカンドアルバム "Leave This Town"からのリードシングル。
この曲は長い間、携帯電話の着信音に設定していたので、今でもこの曲を聞くと反射的に携帯を見てしまいます。
▶目次にもどる
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
信じてくれていた相手に嘘をつき、信頼をなくしてしまったため、その埋め合わせをしたいという曲です。
作曲者の一人がMax Matin氏で、ロックでありながら、キャッチーなメロディが最高です。Max氏はBackstreet Boysの"Shape Of My Heart"、"Everybody"、"I Want It That Way"など、全盛期の多くの曲を手掛けた人物として有名。
テンポが速い点が難しいですが、使われている語彙は平易で、内容も一貫しているので聞き取り難易度はさほど高くないです。
2006年発売のデビューアルバム "Daughtry" からの6枚目のシングル曲です。
▶目次にもどる
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★☆☆☆☆
人生の岐路にたった二人。このまま変化の中で関係を終わらせてしまうか、それとも二人で話し合い絆を深め前に進むか。「手遅れになる前に 今二人の問題に立ち向かおうよ」と問いかけています。
歌詞の内容にかけた、メッセージ性の強いMVもカッコ良くて好きです。
作曲はアメリカのロックバンドEvanescenceの元メンバーBen MoodyとDavid Hodges。
テンポがゆっくりで、難しい語彙も使われていないので、聞き取りは比較的容易です。
デビューアルバム "Daughtry" からの7枚目のシングル曲。
▶目次にもどる
・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★☆☆
新しい土地で自分のしたいことに挑戦したけども、途中でやりたいことが変わり、愛する人たちの居る
故郷に舞い戻る、というのが私の解釈です。
郷愁を誘うサウンドが好きです。
テンポがゆっくり目で発音も明瞭ですが、ところどころリンキングが強く聞き取りは少々難しいです。
デビューアルバム "Daughtry" からのセカンドシングル。
▶目次にもどる
・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★★☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★☆☆
終わった二人の関係。しかし相手は自分への思いを断ち切れず日常のそこかしこに自分の存在を感じてしまう。その相手に対し「君が見ているのは僕の亡霊さ、だからそんなものはもう見ないで」と訴えかけています。
これぞロック、という曲ですが、どこかキャッチーなサウンドが好きです。
難しい語彙は使われていないですが、テンポが速いのと、弱調で音がほとんど発音されていないところがあるので、聞き取り難易度は少々高めです。
セカンドアルバム "Leave This Town" 収録。
▶目次にもどる
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★☆☆
二人で何でも解決し、二人でいることに何の疑いもなかった。自分がこの世でただ一人の話し相手のようだった。そんな二人にまた戻りたいと願う内容の曲です。
歌詞は切ないですが、これぞロックというサウンドとChrisの伸びやかな歌声が楽しめるので、大好きな曲です。
難しい語彙は使われていませんが、テンポが速めでリンキングが強いため、聞き取りは難しいです。
デビューアルバム "Daughtry" 収録。
▶目次にもどる
・語彙表現★★★☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★★☆
深い孤独の中にいる女性が、スーパーマンが現れ、自分を救い出してくれるのを待っている、という内容の曲です。
作曲がChris Daughtryの他、Boys Like Girlsというポップ・ロックバンドのボーカリスト Martin Johnsonが関わっています。そのためか、ポップでありながら、少し哀愁を感じるサウンド(個人的感想)で、そこが気に入っています。
有名なアメリカンコミックシリーズ「スーパーマン」の内容を知っていないと聞き取れない単語 (Lois Lane等)もあり、聞き取り難易度はかなり高めです。
4枚目のスタジオアルバム "Baptized" からのリードシングル。
▶目次にもどる
・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
記念すべき Daughtry のデビューシングル。初めてのシングルながら、いきなり "it's not over = まだ終わってない" というタイトルが不思議ですが、曲の内容は失恋ソングです。
"Let's start over = 初めからやり直そう"
"I'll try to do it right this time around = 今回はちゃんとするから"
"My life with you means everything = 君のいる人生は俺にとって全てなんだ"
と関係を修復しやり直しをしたいという歌詞です。
ノリがよく、Chrisの味のある歌声が光る曲で、私はサウンドが好きです。
ロックとしてはテンポはさほど速くないので、Daughtryの曲の中では比較的簡単な部類に入ります。
前述の通り、2006年発売のデビューアルバム "Daughtry" からのリードシングルです。
▶目次にもどる
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★☆☆☆☆・リンキング★☆☆☆☆・総合難易度★☆☆☆☆
「生まれも育ちも違う二人がいる場所は、地上100マイルも上空で、天国に近く楽園にいるような気分」心を許し、居心地の良い相手といる高揚感を歌った曲です。
好きな人がいる時の天にも昇るような最高な気分を、爽やかに表現した曲で大好きです。
作曲はChrisの他、アメリカ人作曲家 busbee氏が関わっています。busbee氏は5 Seconds of Summerの "Don't Stop"、Backstreet Boysの "Masquerade"、Boyzoneの "Nothing Without You"の作曲でも知られる人物です。
今回ご紹介した曲の中で聞き取り難易度は最も低く、洋楽を使った聞き取りになれていない方にもおすすめです。
2013年発売の4枚目のスタジオアルバム "Baptized" 収録。
▶目次にもどる
・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★★☆
相手に違和感を感じながらも、好きになってしまった相手。しかし相手が去ってから目が覚め、冷静に相手との関係を見つめ直してその別れを乗り越える、という内容の曲です。
この曲を作曲したHoward Bensonは、グラミー賞年間製作者賞に2度ノミネートされたことのある、偉大な作曲家で、Kelly Clarkson "I Do Not Hook Up"、The All American Rejects "Move Along"、Hoobastank "The Reason"などの作曲家として知られています。この曲でもHowerd Bensonの真骨頂であるポップ寄りのロックが楽しめます。
テンポが速く、リンキングも強いため、聞き取り難易度は高いです。
デビューアルバム "Daughtry" からの4枚目のシングル。
▶目次にもどる
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★☆☆
何もかも投げ出して自分の元を去ろうとする相手に、やり直すために最後にもう一度チャンス(=One Last Chance)をくれないか、という内容の曲です。
作曲に元EvanescenceのメンバーDavid Hodgesが関わっており、サウンドがとってもロック。歌詞の内容は悲しい失恋ソングですが、メロディがかっこいいので好きです。
歌詞の内容が一貫しているので、全体的な意味の聞き取りはサビさえできれば分かりますが、一言一句聞き取ろうとするとかなり難しいです。
2009年に発売された2枚目のスタジオアルバム "Leave This Town" に収録されなかった曲を集めたミニアルバム "Leave This Town: The B-Sides" に収録。デジタル版は6曲収録で、2010年発売。CD版は7曲収録で2011年発売。
▶目次にもどる
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
Chrisの親友の娘が流産し、生まれなかった命に思いを馳せ、書いた曲だそうです。
"Not a day goes by that I don't think of you = あなたのことを考えない日は1日としてない"
"Would've given all I had = 私の全てを与えたのに"
"Would've loved you like no other = 他の誰もできないくらいあなたのことを愛したのに"
と失った子供に対する気持ちを歌っています。自身の経験から書いた詞でないことを気にしているようでしたが、Chris自身も父親なので、様々な思いがあったのだろうと思います。
▲この曲についてはChris自身がインタビューで語っている様子が、公式のYouTubeチャンネルに公開されています。興味のある方はご覧ください [英語のみ] 4分17秒から開始です。
2011年発売の3枚目のスタジオアルバム "Break The Spell" 収録。
▶目次にもどる
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★★☆
話し合いをしようとしても、すぐにキレて去ってしまう相手。いつも謝ることになるのだけど、本当に言おうとしたのは"ごめん"じゃないんだ、と相手に反撃の曲です。
この曲の制作にはChrisの他、カナダ人作曲家のBrian Howesが関わっています。Brian氏はNickelbackの"Trying Not To Love You"、Boys Like Girlsの"Contagious"などを手掛けた人物。
テンポが速く、リンキングも強いので、聞き取り難易度は高いです。
2009年発売の3枚目のスタジオアルバム "Leave This Town" 収録。
▶目次にもどる
・語彙表現★★★☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★☆☆
「アザだらけになっても、半分死にかけても、血だらけになっても心は折れたりしない。顔にまともにパンチを食らっても、ロープ側に追い詰められても、それでも僕たちは希望を失ったりしない」
どんなにボロボロになっても諦めない不屈の精神を歌った曲です。
ポップ寄りのロックを貫いてきたDaughtryが、4枚目のアルバム "Baptized" で突然アコースティックなサウンドになったので驚きましたが、この曲は歌詞の内容が好きです。
この曲は "Baptized" の特別盤 "Baptized Deluxe" か "Baptized (日本盤)" に収録。
全体の聞き取りさほど難しくないのですが、ところどころ音の脱落もあり、文法・語彙力でカバーしないといけない箇所があるので、完全に聞き取ろうとすると難しいです。
▶目次にもどる
・語彙表現★★★★☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★★★
ドライブ中の二人。信号につかまったり、横断歩道で停止した際に、本音で語り合い誤解を解いていく様子が歌われています。
疾走感のあるメロディに、Chrisの爽やかなボーカルが際立つ曲で、気に入っています。
テンポが速く、歌詞の分量も多く、リンキングが強く弱調による音の脱落も多いため、当記事で紹介した曲の中で聞き取り難易度は最も高いです。
"Leave This Town" に収録されなかった曲を集めたミニアルバム "Leave This Town: The B-Sides" に収録。個人的にはシングルにしても良いくらいの名曲だと思います。
▶目次にもどる
"Feels Like Tonight", "What About Now", Home", "Used To", "It's Not Over", "Over You"
☆Howard Bensonプロデュースによるデビューアルバム。失恋ソングが多いですが、個人的にはこのアルバムが一番気に入っています。
セカンドアルバム(2009年)
"No Surprise", "Ghost of Me", What I Meant To Say"
☆当記事では3曲しか取り上げていませんが、こちらもHoward Bensonプロデュースによるアルバム。デビューアルバムが好きな人は気に入ると思います!
EP (デジタル版2010年・CD版2011年)
"One Last Chance", "Trafic Light"
☆当記事を書いていて偶然発見したミニアルバム。CDを取り扱っているお店は見つからないので、Amazonでダウンロードしました。"Get Me Through"は"Leave This Town (日本盤)"に入っていたので、5曲だけ購入しました。
サードアルバム (2011年)
"Gone Too Soon"
☆前二作に比べ、疾走感より重厚感のある作品が多い印象です。
4枚目のスタジオアルバム (2013年)
"Waiting For Superman", "High Above the Ground"
☆"Undefeated"は日本盤か、輸入盤は "Baptized Deluxe Edition"にのみ収録です。
5枚目のスタジオアルバム (2018年)
▶目次にもどる
Nickelback、Evanescence、Backstreet Boys、Kelly Clarksonなどのアーティストが好きな人は、Daughtryも好きになるかもしれません。
ぜひ聴いてみて下さい!
▶目次にもどる
洋楽聞き取りに使えるおすすめのアーティストの記事>>おすすめの洋画・海外ドラマ・洋楽一覧
スポンサーリンク
今回はそんなDaughtry(ドートリー)の魅力がたっぷり伝わる名曲15曲をご紹介します!
*当記事は広告リンクを含みます。
目次
▶簡単にDaughtryの紹介▶聞き取り難易度の見方
▶#1 No Surprise
▶#2 Feels Like Tonight
▶#3 What About Now
▶︎#4 Home
▶︎#5 Ghost of Me
▶︎#6 Used To
▶︎#7 Waiting For Superman
▶︎#8 It's Not Over
▶︎#9 High Above The Ground
▶︎#10 Over You
▶︎#11 One Last Chance
▶︎#12 Gone Too Soon
▶︎#13 What I Meant To Say
▶︎#14 Undefeated
▶︎#15 Traffic Light
▶︎収録アルバム
▶︎まとめ
▶︎関連記事
簡単にDaughtryの紹介
Daughtry (ドートリー) はChris Daughtryが、アメリカの人気オーディション番組 "American Idol" でファイナリストとなったのち、誕生したバンド。メンバーは減ったり増えたりしながら、2020年現在6人です。2006年11月に自らのバンド名を冠したアルバム "Daughtry" でデビューするなり、いきなりの全米1位を獲得。2007年でアメリカで最も売れたアルバムとなりました。
その後、2020年10月までに5枚のスタジオアルバムを発売。来年、ニューアルバムが発売される予定です。
初期の3枚のアルバムでは王道のアメリカンロック(かつ少しポップ)を奏でるバンドでしたが、4枚目の "Baptized" 以降、少し方向性を変え、繊細なアコースティックサウンドの曲もあります。
Chrisの太くも伸びやかで透明感のある歌声は健在で、今後の活動にも目(耳?)が離せません。
ちなみに当記事の曲順は、純粋に私の好きな順番です♪
▶目次にもどる
聞き取り難易度の見方
各曲の下に聞き取り難易度を★5つの評価でつけました。★が多いほど難易度が高いです。語彙の難しさは、英検1級単熟語がたくさん出てくるもの、辞書に載っていないような俗語が多いものが★5つです。リンキングは二つ以上の単語が繋がって、まるで一つの単語のように発音される現象です。(make it rightがメイキッ ライッのようにくっついて発音。)多ければ多いほど聞き取りが難しくなります。
Daughtryの歌は全体的に単語と単語の間が弱調により、発音されない音が多いため、聞き取り難易度は全体的に高めです。バラードも同様の理由で難しいです。難易度が高く、聞き取るのは大変なので、初心者はサビの部分だけの聞き取り練習をするなど、分量で調節すると良いと思います。
▼リスニングの練習には聞き取って紙に書く練習法「ディクテーション」もおすすめ。
▶目次にもどる
#1 No Surprise
・語彙表現★★★☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★★☆
「いつしか行かなくなった二人のお気に入りの場所、しなくなった温かい抱擁、消えた愛の眼差し」二人が別々の道を歩むことになっても、驚くことはない (=No Surprise)、という内容の曲です。
ぎこちなく冷めていく関係より、終わって肩の荷が降りた時の楽になった別れについての歌です。歌詞は寂しいですが、メロディとハモリが好きな曲です。
作曲にはChris Daughtryの他、NickelbackのボーカルChad Kroegerが関わっています。
歌詞に使われている言葉がかなり洗練されていて、次々にたくさんの情報が歌われるので、聞き取り難易度はかなり高いです。洋楽聞き取りが初めての人にはおすすめしません。
2009年発売のセカンドアルバム "Leave This Town"からのリードシングル。
この曲は長い間、携帯電話の着信音に設定していたので、今でもこの曲を聞くと反射的に携帯を見てしまいます。
▶目次にもどる
#2 Feels Like Tonight
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
信じてくれていた相手に嘘をつき、信頼をなくしてしまったため、その埋め合わせをしたいという曲です。
作曲者の一人がMax Matin氏で、ロックでありながら、キャッチーなメロディが最高です。Max氏はBackstreet Boysの"Shape Of My Heart"、"Everybody"、"I Want It That Way"など、全盛期の多くの曲を手掛けた人物として有名。
テンポが速い点が難しいですが、使われている語彙は平易で、内容も一貫しているので聞き取り難易度はさほど高くないです。
2006年発売のデビューアルバム "Daughtry" からの6枚目のシングル曲です。
▶目次にもどる
#3 What About Now
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★☆☆☆☆
人生の岐路にたった二人。このまま変化の中で関係を終わらせてしまうか、それとも二人で話し合い絆を深め前に進むか。「手遅れになる前に 今二人の問題に立ち向かおうよ」と問いかけています。
歌詞の内容にかけた、メッセージ性の強いMVもカッコ良くて好きです。
作曲はアメリカのロックバンドEvanescenceの元メンバーBen MoodyとDavid Hodges。
テンポがゆっくりで、難しい語彙も使われていないので、聞き取りは比較的容易です。
デビューアルバム "Daughtry" からの7枚目のシングル曲。
▶目次にもどる
#4 Home
・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★☆☆
新しい土地で自分のしたいことに挑戦したけども、途中でやりたいことが変わり、愛する人たちの居る
故郷に舞い戻る、というのが私の解釈です。
郷愁を誘うサウンドが好きです。
テンポがゆっくり目で発音も明瞭ですが、ところどころリンキングが強く聞き取りは少々難しいです。
デビューアルバム "Daughtry" からのセカンドシングル。
▶目次にもどる
#5 Ghost of Me
・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★★☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★☆☆
終わった二人の関係。しかし相手は自分への思いを断ち切れず日常のそこかしこに自分の存在を感じてしまう。その相手に対し「君が見ているのは僕の亡霊さ、だからそんなものはもう見ないで」と訴えかけています。
これぞロック、という曲ですが、どこかキャッチーなサウンドが好きです。
難しい語彙は使われていないですが、テンポが速いのと、弱調で音がほとんど発音されていないところがあるので、聞き取り難易度は少々高めです。
セカンドアルバム "Leave This Town" 収録。
▶目次にもどる
#6 Used To
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★☆☆
二人で何でも解決し、二人でいることに何の疑いもなかった。自分がこの世でただ一人の話し相手のようだった。そんな二人にまた戻りたいと願う内容の曲です。
歌詞は切ないですが、これぞロックというサウンドとChrisの伸びやかな歌声が楽しめるので、大好きな曲です。
難しい語彙は使われていませんが、テンポが速めでリンキングが強いため、聞き取りは難しいです。
デビューアルバム "Daughtry" 収録。
▶目次にもどる
#7 Waiting For Superman
・語彙表現★★★☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★★☆
深い孤独の中にいる女性が、スーパーマンが現れ、自分を救い出してくれるのを待っている、という内容の曲です。
作曲がChris Daughtryの他、Boys Like Girlsというポップ・ロックバンドのボーカリスト Martin Johnsonが関わっています。そのためか、ポップでありながら、少し哀愁を感じるサウンド(個人的感想)で、そこが気に入っています。
有名なアメリカンコミックシリーズ「スーパーマン」の内容を知っていないと聞き取れない単語 (Lois Lane等)もあり、聞き取り難易度はかなり高めです。
4枚目のスタジオアルバム "Baptized" からのリードシングル。
▶目次にもどる
#8 It's Not Over
・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
記念すべき Daughtry のデビューシングル。初めてのシングルながら、いきなり "it's not over = まだ終わってない" というタイトルが不思議ですが、曲の内容は失恋ソングです。
"Let's start over = 初めからやり直そう"
"I'll try to do it right this time around = 今回はちゃんとするから"
"My life with you means everything = 君のいる人生は俺にとって全てなんだ"
と関係を修復しやり直しをしたいという歌詞です。
ノリがよく、Chrisの味のある歌声が光る曲で、私はサウンドが好きです。
ロックとしてはテンポはさほど速くないので、Daughtryの曲の中では比較的簡単な部類に入ります。
前述の通り、2006年発売のデビューアルバム "Daughtry" からのリードシングルです。
▶目次にもどる
#9 High Above The Ground
*公式ミュージックビデオはありません。・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★☆☆☆☆・リンキング★☆☆☆☆・総合難易度★☆☆☆☆
「生まれも育ちも違う二人がいる場所は、地上100マイルも上空で、天国に近く楽園にいるような気分」心を許し、居心地の良い相手といる高揚感を歌った曲です。
好きな人がいる時の天にも昇るような最高な気分を、爽やかに表現した曲で大好きです。
作曲はChrisの他、アメリカ人作曲家 busbee氏が関わっています。busbee氏は5 Seconds of Summerの "Don't Stop"、Backstreet Boysの "Masquerade"、Boyzoneの "Nothing Without You"の作曲でも知られる人物です。
今回ご紹介した曲の中で聞き取り難易度は最も低く、洋楽を使った聞き取りになれていない方にもおすすめです。
2013年発売の4枚目のスタジオアルバム "Baptized" 収録。
▶目次にもどる
#10 Over You
・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★★☆
相手に違和感を感じながらも、好きになってしまった相手。しかし相手が去ってから目が覚め、冷静に相手との関係を見つめ直してその別れを乗り越える、という内容の曲です。
この曲を作曲したHoward Bensonは、グラミー賞年間製作者賞に2度ノミネートされたことのある、偉大な作曲家で、Kelly Clarkson "I Do Not Hook Up"、The All American Rejects "Move Along"、Hoobastank "The Reason"などの作曲家として知られています。この曲でもHowerd Bensonの真骨頂であるポップ寄りのロックが楽しめます。
テンポが速く、リンキングも強いため、聞き取り難易度は高いです。
デビューアルバム "Daughtry" からの4枚目のシングル。
▶目次にもどる
#11 One Last Chance
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★☆☆
何もかも投げ出して自分の元を去ろうとする相手に、やり直すために最後にもう一度チャンス(=One Last Chance)をくれないか、という内容の曲です。
作曲に元EvanescenceのメンバーDavid Hodgesが関わっており、サウンドがとってもロック。歌詞の内容は悲しい失恋ソングですが、メロディがかっこいいので好きです。
歌詞の内容が一貫しているので、全体的な意味の聞き取りはサビさえできれば分かりますが、一言一句聞き取ろうとするとかなり難しいです。
2009年に発売された2枚目のスタジオアルバム "Leave This Town" に収録されなかった曲を集めたミニアルバム "Leave This Town: The B-Sides" に収録。デジタル版は6曲収録で、2010年発売。CD版は7曲収録で2011年発売。
▶目次にもどる
#12 Gone Too Soon
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
Chrisの親友の娘が流産し、生まれなかった命に思いを馳せ、書いた曲だそうです。
"Not a day goes by that I don't think of you = あなたのことを考えない日は1日としてない"
"Would've given all I had = 私の全てを与えたのに"
"Would've loved you like no other = 他の誰もできないくらいあなたのことを愛したのに"
と失った子供に対する気持ちを歌っています。自身の経験から書いた詞でないことを気にしているようでしたが、Chris自身も父親なので、様々な思いがあったのだろうと思います。
▲この曲についてはChris自身がインタビューで語っている様子が、公式のYouTubeチャンネルに公開されています。興味のある方はご覧ください [英語のみ] 4分17秒から開始です。
2011年発売の3枚目のスタジオアルバム "Break The Spell" 収録。
▶目次にもどる
#13 What I Meant To Say
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★★☆
話し合いをしようとしても、すぐにキレて去ってしまう相手。いつも謝ることになるのだけど、本当に言おうとしたのは"ごめん"じゃないんだ、と相手に反撃の曲です。
この曲の制作にはChrisの他、カナダ人作曲家のBrian Howesが関わっています。Brian氏はNickelbackの"Trying Not To Love You"、Boys Like Girlsの"Contagious"などを手掛けた人物。
テンポが速く、リンキングも強いので、聞き取り難易度は高いです。
2009年発売の3枚目のスタジオアルバム "Leave This Town" 収録。
▶目次にもどる
#14 Undefeated
*公式ミュージックビデオはありません。・語彙表現★★★☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★☆☆
「アザだらけになっても、半分死にかけても、血だらけになっても心は折れたりしない。顔にまともにパンチを食らっても、ロープ側に追い詰められても、それでも僕たちは希望を失ったりしない」
どんなにボロボロになっても諦めない不屈の精神を歌った曲です。
ポップ寄りのロックを貫いてきたDaughtryが、4枚目のアルバム "Baptized" で突然アコースティックなサウンドになったので驚きましたが、この曲は歌詞の内容が好きです。
この曲は "Baptized" の特別盤 "Baptized Deluxe" か "Baptized (日本盤)" に収録。
全体の聞き取りさほど難しくないのですが、ところどころ音の脱落もあり、文法・語彙力でカバーしないといけない箇所があるので、完全に聞き取ろうとすると難しいです。
▶目次にもどる
#15 Traffic Light
・語彙表現★★★★☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★★★
ドライブ中の二人。信号につかまったり、横断歩道で停止した際に、本音で語り合い誤解を解いていく様子が歌われています。
疾走感のあるメロディに、Chrisの爽やかなボーカルが際立つ曲で、気に入っています。
テンポが速く、歌詞の分量も多く、リンキングが強く弱調による音の脱落も多いため、当記事で紹介した曲の中で聞き取り難易度は最も高いです。
"Leave This Town" に収録されなかった曲を集めたミニアルバム "Leave This Town: The B-Sides" に収録。個人的にはシングルにしても良いくらいの名曲だと思います。
▶目次にもどる
収録アルバム
デビューアルバム(2006年)"Feels Like Tonight", "What About Now", Home", "Used To", "It's Not Over", "Over You"
☆Howard Bensonプロデュースによるデビューアルバム。失恋ソングが多いですが、個人的にはこのアルバムが一番気に入っています。
セカンドアルバム(2009年)
"No Surprise", "Ghost of Me", What I Meant To Say"
☆当記事では3曲しか取り上げていませんが、こちらもHoward Bensonプロデュースによるアルバム。デビューアルバムが好きな人は気に入ると思います!
EP (デジタル版2010年・CD版2011年)
新品価格 |
☆当記事を書いていて偶然発見したミニアルバム。CDを取り扱っているお店は見つからないので、Amazonでダウンロードしました。"Get Me Through"は"Leave This Town (日本盤)"に入っていたので、5曲だけ購入しました。
サードアルバム (2011年)
"Gone Too Soon"
☆前二作に比べ、疾走感より重厚感のある作品が多い印象です。
4枚目のスタジオアルバム (2013年)
"Waiting For Superman", "High Above the Ground"
☆"Undefeated"は日本盤か、輸入盤は "Baptized Deluxe Edition"にのみ収録です。
5枚目のスタジオアルバム (2018年)
▶目次にもどる
まとめ
当記事の解説でも書きましたが、Daughtryは他のアーティストとの共作曲や作曲家が共通のグループが多いです。Nickelback、Evanescence、Backstreet Boys、Kelly Clarksonなどのアーティストが好きな人は、Daughtryも好きになるかもしれません。
ぜひ聴いてみて下さい!
▶目次にもどる
関連記事
私の人生で一番好きなグループ>>【BACKSTREET BOYS】おすすめ曲15選!リスニング難易度解説付き洋楽聞き取りに使えるおすすめのアーティストの記事>>おすすめの洋画・海外ドラマ・洋楽一覧
コメント