私はリスニングは得意で、TOEICも含め必ず得点源になってきました。

しかし、英検の問題集や過去問を使った試験対策はほとんどしていません。
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当記事では私が実践してきた問題集を使わない勉強法と、試験中に意識しているリスニングの仕方などまとめます。


▲以前の記事で今までの英検受験歴と詳しいスコアをまとめましたので、こちらも良かったらご覧ください。 

なぜ問題集や過去問を使わなかった?

結論から言います…つまらなかったからです。

英検のリスニングは日常生活からビジネスの場面までジャンルが幅広く、放送文を使って練習することで英語力を上げることができるのは間違いありません

ナレーターの朗読もさすがプロだけあり、綺麗な発音が耳に心地よいです。

英検リスニング対策も、問題集を使った方が効率が良いことは明白です。

しかし、どうしても退屈ですぐに飽きてしまい、楽しい方法が他にあるなら絶対にそちらを使った方が、遠回りになったとしても長続きすると思ったからです。

なんで自分は問題集を使っての勉強にすぐ飽きてしまうのだろう、と悩んだ時期はありましたよ。一緒に勉強していた友人は過去問を繰り返し解いて、英検の級を駆け上がるのを見ていましたから。

しかし時間はかかりましたが結局、英検1級に合格することが出来たので、自分のやり方が合っていたと思います。

さて、その「自分のやり方」はたくさんあるので、順を追って書いていきます。

リスニングの基礎力はNHKラジオ英会話

英語学習を始めたのが16歳の時。学習の方法は、当時週に3回の放送だった「基礎英語2」を聴いて声に出して練習すること。

当時から「英語ができる=英語が話せる」という考えだったので、基礎英語2の1回の放送を2回は聴いて、音読は必ずスキットと同じスピードで発音できるまで実施していました。

NHKラジオ英会話の変遷 :
基礎英語2 (1年) →基礎英語3 (1年) →英会話レッツスピーク (3年?) →ラジオ英会話 (4年) & 入門ビジネス英語 (2年)

複数の講座を聴いていた時期もありますが、大体こんな感じで、英語学習開始から9年間は続けました

ちなみに今年に入ってから2010年放送の「英語5分間トレーニング」を、テキストと音源が残っていたので再開しました。やっぱりラジオ英会話は楽しいです。

単語も熟語も会話表現も音で覚える

私にとって単語や表現を一番覚えやすい方法は、音源を聴いてからつづりを確認するという順序です。

今でもつづりがわからなくても、発音ならわかるという単語表現は多いです。

私にとって英語学習の基本は「音まね」です

使える会話表現を増やす

リスニングとは直接関係ないように思えますが、会話表現を増やすことで英語の処理能力が上がり、リスニングも楽になります。

特にスピーキング力は、会話形式のPart1とインタビュー形式のPart4に効果絶大です。

私にとって会話表現を増やすのに特に効果的だったのは:
・ネイティブと言語交換
HelloTalk、Lang-8、italkiなどで知り合ったネイティブの言語交換パートナーとスカイプで定期的に会話練習をしていた時期が6年くらいあります。

今では不定期ですが、数ヶ月に1回程度はあります。

相手が日本語学習者なので、日本語の微妙な違いや日本の文化・習慣を英語で説明したり、逆に英語圏の文化を教えてもらったり、学んだことは多いです。

言語交換パートナーはプロ講師ではないので、こちらがメモをとっていても思いつくままに話すことが多く、話を聞きながら要点をメモにまとめるという実践的な力もかなりつきました

▼HelloTalkの使い方について書いた記事


・日本人英語学習者と英語で交流
英語学習を始めてから4年くらいしてから、高校の友人が英語学習を始め、お互いに英検1級合格するまでずっと一緒に勉強を続けました。

最初は日本語のメールに英語をちょこちょこ混ぜる程度だったのが、最終的には待ち合わせ場所や時間まで全て英語でやりとりをするようになりました。

お互いに覚えたばかりの単語をクイズにして出し合い、競うように新しい英語表現を学びました。

競争する相手がいると、サボるとすぐに置いていかれるのでやる気に繋がりました

・海外のペンフレンドと文通
文通では自分の身の回りのものや出来事について書くので、普段から「これ英語でなんて言うのだろう?」と考えることが多く、その度に辞書やネットで調べる習慣をつけることで、語彙・表現を増やすことができます

▼文通に関する記事


・SNSの日英バイリンガル投稿
SNSへの投稿は大体自分の身の回りのことなので、身近なものを英語で表現する語彙・表現力がつきました。これは今でも続けています。

ポッドキャスト

英検1級レベルともなると、ネイティブ向けに作られたエンターテイメントや情報番組など、実際に英語圏で使われているものが学習素材として利用できるようになります

そのうちの1つ、ポッドキャストは英検1級リスニング対策に特に役立ちました。

ネイティブの話すナチュラルスピードに普段から慣れておくことで、英検1級の放送はゆっくり聞こえましたし、話されている分量もさほど多いと感じなくなりました

映像もある動画とは違い、ポッドキャストは音に集中できる点も私にとって非常に効果的でした。

英検1級リスニングにおすすめのポッドキャスト:
All Ears English podcast
アメリカ人のLinseyとMichelle二人のMCによる英語学習がテーマのPodcast。英語学習者が間違えやすい表現や、ネイティブのよく使うフレーズの紹介が主な内容。

ネイティブの自然な会話のなかで表現を学べる他、リスナーから寄せられた質問に答える形で取り上げる表現もあり、聴いているだけでかなりの情報に触れることができます

会話はネイティブの標準的なのスピードなので、この速さに慣れると英検1級リスニングはゆっくりに聞こえます。

1話が15分から20分で、短すぎず長すぎずちょうど良いです。

Rika's Podcast
宮崎県で英会話講師・通訳をされているRikaさんによるバイリンガルPodcast。

高い英語力はもちろん、英語発想のネイティブ表現を、自然な日本語に置き換える言語力に脱帽です。講師業の話、通訳の話、Rikaさんの生徒さんを招いてのインタビューもあるので、聴いていて本当に楽しいです。

私は1級二次挑戦時からずっと聴いていて「Rikaさんみたいに喋れるようになるぞ」と、受験時はモチベーション維持に大いに役立ちました

Hapa英会話 Podcast
カルフォルニア出身のJunさんによるPodcast。自身が日本語学習をしてバイリンガルになった経験から、英語学習者の悩みに寄り添ったテーマが魅力。

日米の文化の違いや、最新のスラングまで、アメリカ育ちのJunさんならではのエピソードが多いです。

またネイティブや英語学習者とのインタビューも多くあり、さまざまな生きた情報に触れられるのも楽しいです。

二次面接対策を視野に入れて聴くのであれば、政治や社会問題を多く取り扱った「1A」、「One Point」、「Left, Right & Center」。

あと言わずと知れたTED Talksのポッドキャスト版「TED Talks Daily」もあります。映像付きより音に集中できるため、リスニング練習におすすめです。

▼英検1級二次面接試験対策で役立ったポットキャストは以前まとめました

あとポッドキャストの代わりにオーディオブックも、リスニング力強化に役に立ちます。

▼AmazonのAudibleを最近始めたのですが、すごくいいですよ。


洋画・海外ドラマ、洋楽と好きなこと

海外ドラマと洋画

洋画や海外ドラマを選ぶときは自分の生活に近い環境の作品を選ぶと、実際の場面で使える語彙表現に多く触れることができます

私は高校に通っていた時、アメリカの高校生が主人公のドラマ "The O.C." にドハマり。
字幕なし→英語字幕→日本語字幕の順で1話を3回観ました。気に入った表現はA4用紙にメモし、音読練習。登場人物と同じ速度でリピートできるようになるまで練習しました。

3ヶ月ほど続けたところで、英語の構造 (=文法)が感覚的に掴め、リスニング力が飛躍的に上がりました。(使える語彙・フレーズが増えたため、スピーキング力はもっと上がりました。)
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▲実際のメモ。ドラマを見ているときはA4コピー用紙に簡単にメモし、数週間経って忘れかけた頃に音読しながらノートに書き込むようにしていました。

結局シーズン2の途中で飽きてしまったので他のドラマを見始めましたが、リスニング力アップに海外ドラマが非常に効果的であることを感じました。

映画も見るときはいつも紙とペンを手元に置いておいて、使えそうな表現があれば必ずメモして音読しています。

▼おすすめの洋画については以前記事にまとめました♪


洋楽聞き取り

バックストリートボーイズの "Shape of My Heart"によって英語の世界にどっぷりハマった私としては、自然と歌詞の聞き取り練習を始めました。
▼Shape of My Heart 公式MV

初めのうちは歌詞カードをコピーし、歌詞の一部を兄に塗りつぶしてもらい、クイズ形式で聞き取り練習をしました

アルバム4〜5枚分済んだ頃にはリスニング力が上がり、1曲丸ごと聞き取って紙に書く、ディクテーションを始めました。

「こんなこと歌っていそうだな」「こんなことは歌ってないだろうな」と推測しながら聴く力がつきましたし、at、in、onなどの前置詞やa、an、theという冠詞の聞き分ける力も鍛えられました。

▼ディクテーションに関する記事

年間で100曲ディクテーションを3年間続けたこともあり、今までディクテーションした数は約13年で700曲以上にもなります。今でも時々やります。

▼Backstreet Boysおすすめの15曲


海外レース

インディーカーやF1、DTMなど、海外のレースを観るのが好きなので、YouTube公式チャンネルで観られるレースは好きな時に観ています。

勉強のために見ているわけではないので、表現や単語をメモすることはあまりないですが、それでもリスニングの練習にはなっています。

試験中リスニング問題の解き方

「誰が」「どこで」「何を」しているのかに集中

①誰が②どこで③何について話しているのかに集中して聴く。

聞き取る重要度は①が最も高いです

日常生活でも同じですが、まず誰が話しているのかを理解することで、おのずと話す内容が決まってきます。

家族と話しているのなら、学校の成績や買い物、ペットについてかもしれませんし、職場の同僚と話しているなら、次の会議や進行中のプロジェクトについての話かもしれません。

このように話し相手によって、使う言葉や内容は変わってきます。それによってある程度、②話す場面や③話す内容についても推測できる場合があります。

メモを取る?取らない?

1級のリスニング問題は、1問の放送時間が1分を超えることもあります。

これだけ多い情報量を覚えておくのは日本語でも難しいので、メモは取るようにしました。

しかし実際のところ、メモした部分はメモを見なくても覚えている反面、メモしてない部分は全く覚えていないということがよくあるので、効果を感じたことはほとんどないです

選択肢の先読み

先読みはします。特にPart1は放送の途中でだいたい答えが分かることが多く、質問が読まれたらすぐにマークして次の問題の選択肢を読みました。

設問を読むことで、登場人物をある程度推測できるようになり、聞き取りのポイントを大外しすることは減ります

「リーディングを早めに終わらせて、その時間を全ての設問を読む時間に充てる」という解き方もあるようですが、設問の先読みにかかる時間は1問あたり数秒〜十秒くらいなので、そこまでやる必要はなかったです。

実際、全ての設問を読んでも問題を聴く頃には忘れているので、それより設問の速読力を高める方が私にとっては大事でした。

まとめ

試験に効果的な勉強法や、一夜漬けでスコアが爆上がりする方法を期待していた皆さん、すみません。

リスニングは、スピーキングやライティングに比べ、地道な練習の積み重ねが最も重要な技能です。

そのため普段から学習が何より結果につながります。

ただ今まで見てきた通り、英検1級レベルになると教材として使える練習素材は飛躍的に増えます

自分の興味関心に合った練習素材を使い、繰り返し、より多くの英語に触れることで力はついていくので、頑張って下さい

Good luck! 

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