初めてのオンライン英会話では、英会話に慣れていないことに加え、時にはPCやスマホの操作という技術的な問題も発生することがあります。

しかも音声通話で受講しているときは、言葉だけで講師に状況を伝えなければなりません。

そんな時とっさに講師に待ってもらったり、レッスンを中断したりする表現を知っていると少し安心ですよね。
初心者向けピンチを切り抜ける英会話表現集
今回は、レッスン中に起こりうるピンチを切り抜ける英会話表現をお届けします!


▲動画版もあります。記事を読むのが大変な人は、ぜひ聞いてみてください。



とにかく少し時間が欲しい

講師が質問をし、あなたが答えるのを待っています。「少し考えれば答えられる」という時に使える表現です。

Just a moment, please.

少しお時間を下さい。
*丁寧で、年上年下誰にでも使える表現で、主に電話でよく使われます。とりあえずこれさえ覚えれば失礼にならずに使えます。

Give me a moment, please.
少し待って下さい。
*最初の文よりややカジュアルな表現です。

Could you give me a moment?
少し待っていただけますか?
*"Could you ~?" を入れると長くなり難しいと思うので、余裕があれば使ってみて下さい。

▼例としてはこんな感じです
講師:Look at the website and say it aloud.
サイトを見て、音読してください。

あなた:(えーっと、サイトってどうやって開いたっけ?)
Give me a moment, please. 
少し時間をください。

講師:Sure, take your time.
わかりました。急がなくて良いですよ。

☆"Wait"について
「待って」の定番表現といえば、おなじみの "Wait." ですが、「時間をもらいたい時」というよりも、「動いている相手を止めたい時」に使う表現です。

例えば、講師に早口でまくしたてられたときに「(喋るのを止めて)待って」という場合に使います。

▼例としてこんなやりとりです
講師:First, we are going to practice pronunciation with the textbook that I just shared, and I'll give you feedback according toーー
まず先ほど共有した教科書を使って発音の練習をしてから、そのあと評価をーー

あなた:Wait! You're speaking too fast! 
待って!話すのが早すぎます!
 
講師:Oh, sorry. 
あ、ごめんなさい。

また今やっている教科書の内容が理解できていないのに、講師が次のページに進もうとした時に「(次のページに進むのは)待って」という意味になります。

"Wait" は相手の動作を中断する時の「待って」という使い方です。


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もう少し時間が欲しい…

今考えていることを英語にしたり、ちょっと時間を作って頭を整理したい時に使える表現。

Let me think...
考えさせてください…
*"let me ~ "で「私に〜をさせてください」という便利表現です。

Let me take a deep breath.
深呼吸させてください。
*頭を使いすぎてクラクラしたり、頭がごちゃごちゃになったら、深呼吸の時間を作ると良いです。

Let me take a break.
ちょっと休憩をください。
*ちなみに"Give me a break." は「いい加減にしてよ」「勘弁してよ」という、うんざりしたときに使う表現です。「休憩をとる」は "take a break" と "give" ではなく "take" を使う点に注意です。

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講師の指示が聞き取れない / 理解できない…

講師が日本語に対応してない場合、指示が聞き取れなかったり、聞き取れても理解ができなかったりということがあると思います。そんな時に使える表現です。

Could you speak more slowly?
もう少しゆっくり話してくれませんか?
*講師の話すスピードが早すぎる時に使えます。

Could you repeat that?
(今言ったことを)もう一回言ってくれませんか?
*ここの "that" は「今言ったこと」という意味です

上の表現は、聞き取れなかったので同じことをもう一度繰り返してほしい、という意味なので、何度聞いても理解できない内容は理解できないままになってしまいます。

そんな時は:
What should I do now?
私は今何をすれば良いですか?
*このように聞けば、別の言葉で言い換えたりしてもらいやすくなります。一般的な表現で、初対面の講師にも誰に対して使ってもOKです。

指示に対する返答

相手の言ったことが理解できたときの応答表現として、"I understand." "I get it." "I got it." など様々なものがあります。ただこれらを全て覚えて、状況に応じて使い分けるのは非常に難しいです。

そのため、講師の指示が理解できたら:
"Yes." または "Okay." という返答で大丈夫です。

講師の指示が理解できなかったら:
"No." または "No, I don't get it."=いえ、分かりません。 と言えればバッチリです。失礼にはなりません。

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オンライン英会話で起こりうるトラブルに関する表現

技術的な問題でレッスンが進まない時に使える表現です。

I can't open the link.
リンクが開けません。
*「開く」は英語でも "open" で通じます。

講師が送ったメッセージが見つからない時:
I can't find the chat box.
チャットボックスが見つかりません。

講師の声がよく聞き取れない時:
I can't hear you clearly.
よく聞こえません。
*"your voice = あなたの声" と言わなくても、"you"だけで「あなたの発する言葉」という含みがあるので十分です。ネイティブも使う定番表現です。

▼もう少し詳しく知りたい方はこちら


▼映像や回線に関する表現集はこちら


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途中で具合が悪くなってきた時

慢性病を持っていると、レッスン開始時にはましだった体調が、レッスン途中からどんどん悪くなることが少なからずあります。そんな時に体調が悪くなってきたことを伝える表現です。

I'm getting sick.
体調が悪くなってきました。
*"getting" と進行形を使うことで、「今悪くなっている段階にある」という意味になります。"sick" は「気分が悪い」「吐き気がする」「調子が悪い」など、色々な意味が含まれているので、sickを使うだけで体調が悪い事は十分に伝えることができます。

I'm getting a headache. 
頭が痛くなってきました。
*具体的に痛みを伝える表現です。こちらも "getting" と現在進行形を使うことで「痛くなってきた」という意味になります。

I'm getting dizzy.
めまいがしてきました。

I'm getting an upset stomach.
お腹が痛くなってきました。
*"an upset stomach" で下痢のような腹痛を意味します。"diarrhea = 下痢" はかなり直接的なので、こちらがおすすめ。

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お手洗いに行きたい…

オンライン英会話は1コマ25分のレッスンが多いので、トイレに行きたくなる事はあまりないと思いますが、覚えておくと便利なので紹介します。

I need to go to the bathroom. 
お手洗いに行きたいです。

I need the bathroom.
ちょっとトイレに。
*カジュアルです。上の2つの表現が長すぎる場合に最低限これだけ言えればOKです。
友達同士の会話では男女問わず普通に使います。

イギリス英語ではbathroomの代わりにlooを使います。
I need to go to the loo.
お手洗いに行きたいです。

May I go to the bathroom? 
お手洗いに行っても良いですか?
*こちらが一番丁寧です。

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まとめ

最近、還暦を過ぎた母がオンライン英会話を始め、人生で初めて日本語を母国語としない人と英語で話しました。

母曰く、講師の言っていることがわからないし、わからないと伝えることができないことにすごく困ったそうです。

私の母のように初めてオンライン英会話に挑戦する人の参考になればと思い、汎用性が高く応用の利く表現に絞ってまとめました。

慣れないうちは、とにかく1つでもいいので覚えて使ってみてください。そして少しずつ使える表現を増やしていってください。

そのためにこの記事をレッスン中に開いておいたり、印刷して必要な時に見るという使い方もおすすめです。

当記事が、オンライン英会話に挑戦するあなたの応援に少しでもなれば、幸いです。

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