Boyzone (ボーイゾーン)はアイルランド出身の4人組。2018年のアルバム発売を最後に解散してしまいましたが、1990年代後半を代表するボーイバンドのうちの一つです。
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当記事ではそんなBoyzoneの名曲15曲をご紹介します!

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Boyzoneってどんなグループ?

1993年のアイルランド、オーディションを経てRonan、Mike、Keith、Shane、そしてStephenの5人組として結成されたバンド。

プロデューサーはのちにWestlifeのプロデュースも手がけることになるLouis Walsh氏。

1995年に発売されたデビューアルバム「Said and Done」でいきなりの全英1位を獲得。

2000年に一旦解散するまでに、発売した4枚のスタジオアルバムを含むCDのセールスは世界で2千万枚以上、16曲ものシングルがイギリストップ5を記録しました。

そして2007年に再結成。メンバーの一人、Stephen Gatelyの急逝後も、残りの4人で活動を続け2019年に解散するまで3枚のアルバムを発売しています。

2019年6月には最初で最後の日本公演も行いました。

ソロとしても活躍するRonan Keatingの味のあるボーカルと、中性的で伸びのあるStephen Gatelyのハモリがとっても魅力。時に深イイ歌詞も聴いていて楽しいです。

ちなみに当記事の曲順は、純粋に私の好きな順番です♪

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聞き取り難易度の見方

各曲の下に聞き取り難易度を★5つの評価でつけました。★が多いほど難易度が高いです。語彙の難しさは、英検1級単熟語がたくさん出てくるもの、辞書に載っていないような俗語が多いものが★5つです。

リンキングは二つ以上の単語が繋がって、まるで一つの単語のように発音される現象です。(make it rightがメイキッ ライッのようにくっついて発音。)多ければ多いほど聞き取りが難しくなります。

Boyzoneの歌は全体的に単語と単語の間が弱調により、発音されない音が多いため、聞き取り難易度は全体的に高めです。バラードも同様の理由で難しいです。難易度が高く、聞き取るのは大変なので、初心者はサビの部分だけの聞き取り練習をするなど、分量で調節すると良いと思います。

▼リスニングの練習には聞き取って紙に書く練習法「ディクテーション」もおすすめ。


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#1 No Matter What


・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★★☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
「人がなんと言おうと、何をしようと、何を教えようとしても、君の信じているものは真実さ」
何があっても僕は君の味方だよ、というメッセージが優しい曲です。

Stephenの優しい歌声が耳に心地よい曲。前向きな歌詞も魅力です。

リンキングがやや強く、発音の癖も強いため、ゆっくりとしたテンポの割に聞き取り難易度は高いです

1998年発売のサードアルバム"Where We Belong"からの4枚目のシングル(全英1位獲得)。Boyzoneの代表曲の一つです。

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#2 Love Will Save The Day


・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★★☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★☆☆
「優柔不断な者たちと 活路を見いだそうとする者たちと」「この夜を最高なものにしよう 過去を夜の灯火とともに消し去ろう」「飲みながら皆で君の悩みを聞こう 歌おう 愛はいつだって最強なんだよ」という、夜な夜な集まり、酒を飲み交わし、悩みを打ち明けて心がほぐれていく様子が歌われています。

歌の前半では "Tell me your troubles = 僕に君の悩みを話してよ" から歌の後半では "We'll share our troubles = 僕たちの悩みを話し合おう"と次第に連帯感を感じる内容が魅力。4人のハモリも最高な曲です。

テンポはゆっくりですが、聞き取り難易度はやや高めです

結成20年を記念したアルバム"BZ20" (2013年発売) からのリードシングルです。

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#3 Right Here Waiting


・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★☆☆☆☆
「僕らが一緒なら、また生きるって感覚がどんなのか感じられるはずさ」「君ひとりでがんばらなくてもいい だって僕はいつだってここにいるから」という応援歌。

どんな出来事があったのか、歌われてはいませんが、力になるよという歌詞。

テンポが比較的速い割には、平易な言葉で歌われており、メッセージも明確なので、聞き取りは容易です

2010年発売の4枚目のスタジオアルバム "Brother"に収録。シングル曲ではありませんが、応援メッセージが好きです。

YouTube動画でのタイトルは何故か"Right Here"となっていますが、アルバムのジャケットには"Right Here Waiting"となっています。

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#4 Will Be Yours


・語彙表現★★★☆☆・発音の癖★★★☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★☆☆
「人に与えれば与えるほど、多くのものをもらえるよ」「心を開いて、僕を受け入れて」「本当の君を愛する人が君のものになるよ」と一歩を踏み出してみてという曲。

テンポがゆっくりで発音も明瞭ですが、リンキングが強く、かつ人生訓のような内容が歌われているので、聞き取りは少々難しいです

優しい曲調と、Stephenの透明感のある歌声が際立っていて好きです。

サードアルバム "Where We Belong" に収録。

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#5 Every Day I Love You


・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★★☆☆・リンキング★☆☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
心から全力で愛したいと思える相手に出会い、夢は叶うということを実感できた人の歌です。

きれいなメロディに、優しい歌詞がおすすめポイント。

難しい語彙は使われていないですが、発音の癖とリンキングが強いところがあるため、聞き取り難易度はスローテンポの割には高めです

1999年発売のベストアルバム "By Request" からのシングル曲 (全英3位&アイルランド1位)

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#6 Love


・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★☆☆
Take That の It's Not Love (Ⅲ Deluxe Editionに収録)のカバー曲。「難しくなければ、痛みが伴わなければ、簡単に見つかるようでは、人生を変えるものでなければ、それは愛じゃない」という「愛」がテーマの曲です。

特別難しい語彙は使われていませんが、抽象的な内容に加え、リンキングが強いため、聞き取りはやや難しいです

7枚目でかつ最後のスタジオアルバム "Thank You & Goodnight"(2018年発売・日本盤なし) からのシングル曲。

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#7 Talk


・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★★★☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★☆☆
この曲を作ったJohn Shanksという人物はBackstreet Boysの"Helpless When She Smiles"、Westlifeの"Beautiful Tonight"などを手がけた作曲家。

曲はノリの良い王道ポップ。この曲も歌詞よりメロディが気に入っています。

テンポが比較的速いうえ内容がわかりにくく、推測で歌詞を補いにくいので、聞き取り難易度は高めです

2018年発売、最後のスタジオアルバム "Thank You & Goodnight" 収録。

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#8 Light Up The Night


・語彙表現★★☆☆☆・発音の癖★☆☆☆☆・リンキング★☆☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
「君と出会う前 祈りのない教会のようだった 君に出会う前 僕は光のない魂のようだった」「でも二人一緒になれば、夜空から闇を奪うほどの明かりを放つんだ」という、自分を輝かせてくれる相手がいる喜びを歌った曲。

美しい歌詞と、4人のハモリがとても印象的な曲です。

Boyzoneの曲としては、発音の癖もリンキングもさほど強くないので、聞き取りは簡単な部類に入ります

結成20年を記念したアルバム"BZ20" (2013年発売) からのセカンドシングルです。

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#9 This Is Where I Belong


・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★☆☆☆☆・総合難易度★☆☆☆☆
相手を場所に見立て、君こそが僕にとっているべき場所(where I belong)と歌っています。さまざまな地を訪れ、それでもやはり君のもとにいたいという穏やかなラブソングです。

綺麗なハモリ、流麗なメロディが魅力の曲です。

今回ご紹介した曲の中で聞き取り難易度は最も低く、洋楽を使った聞き取りになれていない方にもおすすめです

1998年発売の3枚目のスタジオアルバム "Where We Belong" 収録。

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#10 Words


・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★☆☆☆☆・リンキング★☆☆☆☆・総合難易度★☆☆☆☆
The Bee Geesが1968年に発売したシングルのカバー曲。人は言葉によって幸せにもなれるし、悲しくもなれる。心を伝えるのは言葉しかないという内容。

テンポがゆっくりで、発音も明瞭。その上、歌詞の分量も少ないので、当記事で紹介した中で聞き取り難易度は最も簡単な部類に入ります

1996年発売のセカンドアルバム "Different Beat" からのセカンドシングルにして、Boyzone初の全英1位獲得曲。

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#11 One More Song


・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★☆☆☆☆
「戻ってきて君が歌声を聞かせてくれるのならなんだってするよ 戻ってきてくれさえすれば…」

メンバーの一人、Stephanが2009年に急逝した直後に発売されたアルバム「Brother」に収録されている曲です。BrotherはStephanに捧げて作られた曲が多く、この曲もそんな彼の存在と歌声を惜しむ一曲。

歌詞の内容が一貫しているので、全体的な意味の聞き取りはサビさえできれば分かります。ただ近しい存在を亡くしたつらさが直に伝わってくる歌詞のため、私は聞き取りはしんどかったです。

2010年発売、4枚目のスタジオアルバム "Brother"に収録。

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#12 Gave It All Away


・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★☆☆☆
イギリス人シンガーソングライターMikaによる作曲で、Boyzone再結成後の第一弾シングル。「僕は君に愛と全てを捧げたのに、君はもっと欲しがっている。もう僕には何も残っていないんだよ」というちょっと切ないバラード。

リンキングと発音の癖がやや強いですが、スローテンポで歌詞の分量も少なく、聞き取り練習をあまりしたことがない人にもおすすめです

2010年発売の4枚目のスタジオアルバム "Brother"からのリードシングル (アイルランド1位&全英9位)。

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#13 Because


・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★★★☆☆
メンバーのRonan、Take Thatの4人で再結成した時に大成功を収めたアルバム "Beautiful World" をプロデュースした作曲家 John Shanks、大人気歌手のEd Sheeranともう一人の作曲家による作曲。何とも豪華。

キャッチーなメロディと、韻を踏んだ歌詞が魅力の曲です。

テンポが速く、リンキングも強いので、聞き取り難易度はやや高いです

2018年発売、最後のスタジオアルバム "Thank You & Goodnight" からのセカンドシングル。

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#14 I'll Never Not Need You

*公式MVはありません。
・語彙表現★☆☆☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★☆☆☆・総合難易度★☆☆☆☆
「君を欲しくなくなったり 必要としなくなったり 君に触れて欲しいと思わなくなることは絶対にないよ」と"never...not ~" という二重否定文を連発して相手が大切であることを強調しています。

1998年発売のセカンドアルバム"Where We Belong" 収録。

全体の聞き取りさほど難しくないのですが、ところどころ音の脱落もあり、文法・語彙力でカバーしないといけない箇所があるので、完全に聞き取ろうとすると難しいです

サビさえ聞き取れれば、曲の意味はわかるので、サビだけ聞き取り練習に使うのも良いです。

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#15 Best Night Of Our Lives


・語彙表現★★★☆☆・発音の癖★★☆☆☆・リンキング★★★☆☆・総合難易度★★★★☆
人生を船旅に見立て、人はたくさんの間違いもおかしながら、あちこち旅をすることで自分の居場所を見つける。でも必要なものは目の前にある、という渋い歌詞です。

相手さえいれば、最高の時間を過ごすことができる、という喜びの歌でもあります。

グループとしても、全英チャートを席捲し絶頂期の後に解散。メンバーの急逝も経験したのち、結成20年を迎えたBoyzoneが歌っているだけに、メッセージに重みを感じます。

テンポはゆっくりですが、リンキングが強く弱調による音の脱落も多いため、聞き取り難易度は高いです

結成20年を記念したアルバム"BZ20" (2013年発売) 収録。

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収録アルバム

デビューアルバム(1995年)



セカンドアルバム (1996年)
"Words"

サードアルバム (1998年)
"No Matter What", "Will Be Yours", "This Is Where I Belong", "I'll Never Not Need You"

ベストアルバム (1999年)
"No Matter What", "Every Day I Love You"(日本盤には未収録)

4枚目のアルバム (2010年)
"Right Here Waiting", "One More Song", "Gave It All Away" 

5枚目のアルバム (2013年)
"Love Will Save The Day", "Light Up The Night", "Best Night Of Our Lives"

6枚目のアルバム (2014年)

7枚目にして最後のアルバム
"Love", "Talk", "Because"


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まとめ

再結成後は日本盤も発売されていないので、日本での知名度は低いですが、キャッチーなメロディと深イイ歌詞が魅力のBoyzone。

ぜひ聴いてみて下さい!

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