「英検1級や準1級一次試験を何度受験しても合格ができない」「ライティングに苦手意識がある」「何をどう書いたらいいのかわからない」という人にぴったりの本が、先月発売されたのでご紹介したいと思います。
鈴木健士(すずきたけし)さん著の【基本の「型」がしっかり身につく自由英作文の合格教室】です!
当記事は「自由英作文の合格教室」の優れたところ、そして英検対策講師の視点でおすすめな理由をまとめます。
*当記事は広告リンクを含みます。
そして、生み出した中身を、伝わりやすく洗練された英語で表現する方法を学べる本です。
鈴木先生と4人の生徒たちの会話によって進む"レッスン"で、ストーリーを追いながら学習していくことができます。
レッスンで生徒たちの書いた英作文を添削するという流れで、日本人英語学習者が間違えやすいポイントも丁寧に解説。
そこで鈴木先生の提案する、自然で洗練された表現を学べる仕組みになっています。
また、会話の中で英作文を書く上で大事なポイント、間違いをしにくくする工夫など、繰り返し出てくるので、気がつけば重要な点が何度も目に入る仕組みになっています(お見事です。)
英作文を書く上でのポイントや、伝わりやすい表現を学べるので…
2002年のFIFAワールドカップや2005年の愛知万博で通訳を務めたほか、 宇宙航空研究開発機構(JAXA)のウェブサイトの英訳を行うなど、「ランゲージサービスプロバイダー」として幅広い分野で活躍中。
かつ海外留学対策指導のエキスパート。(巻末プロフィールより一部抜粋)
本書の英文は鈴木氏のツイートによると、9人ものネイティブに校閲してもらったとのことで、英語の自然は折り紙つき。
信頼できる自然な英文を学べるという点は、特筆すべきポイント。
例えば賛成の意見の場合:
"〜 makes it possible for 人 to do = 〜によって人は〇〇をすることができる" ですが、
その反対意見を言いたい場合:
"〜 makes it impossible for 人 to do = 〜によって人は〇〇をすることができない"にすれば良いことが分かります。
つまり、対義語をそのまま当てはめれば反対意見が書けてしまうというもの。
他にも、positive effect ⇆ negative effect、make it easy ⇆ make it hardなどなど、すぐに使える表現ばかり。
そもそも書く内容が思いつかない人には日本語での演習も用意されていて、自分の意見の理由となる抽象的な内容を具体例にまで展開する方法も伝授。
意見が決まったら、自分の意見→その理由→理由の具体例1→理由の具体例2→譲歩→逆説、という具合に展開していくための具体的な方法が書かれています。
ライティングのスコアが伸び悩んでいる人はこの本の演習に徹底的に取り組み、論点のズレ、具体例不足を解消することで、目標に大きく近づけると思います。
英検対策講師にもおすすめする理由:
私はレッスンで、英検準2級・2級・準1級英作文を指導する機会がよくあります。
その中で一番多く出くわす問題が論点のズレ。TOPICの答えになっていない、的外れな回答をしてしまうということなのですが、これではどんなに上手な英語で書けても、大きな減点になってしまいます。
論点にズレのない話の展開の仕方、生徒から具体例を引き出す方法は、鈴木先生と生徒の会話からも学ぶことができるので、自分のレッスンに当てはめながら考えていくと講師として勉強になります。
また、英作文で何が評価され、何がダメなのか実例付きなので、どこに重点を置いて指導すればよいかのお手本になります。
英検1級・準1級ライティングの対策本として、何を使えばよいか迷っている人がいたら、ぜひ手に取ってみて下さい。
ちなみに英作文のスペシャリストの鈴木氏は、英文ライティングの本を以前にも出版されていて、こちらも大変評判が良いです。
私はまだ読んでいないので、自由英作文の合格教室の実践練習を一通り終えたら、読んでみたいと思います。
英検準1級一次対策の記事>>英検準1級一次試験【語彙・長文・英作文・リスニング】対策におすすめの問題集・サイト・勉強法まとめ
英検1級で私が使った問題集について>>大事なポイントが分かる!旺文社の英検1級英作文問題がスゴい!【英検日記】
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鈴木健士(すずきたけし)さん著の【基本の「型」がしっかり身につく自由英作文の合格教室】です!
当記事は「自由英作文の合格教室」の優れたところ、そして英検対策講師の視点でおすすめな理由をまとめます。
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どんな本?
大学入試の英作文で求められていること、抽象的な概念を具体例まで展開する方法など、英作文の中身となる内容を生み出す考え方を丁寧に解説。そして、生み出した中身を、伝わりやすく洗練された英語で表現する方法を学べる本です。
鈴木先生と4人の生徒たちの会話によって進む"レッスン"で、ストーリーを追いながら学習していくことができます。
レッスンで生徒たちの書いた英作文を添削するという流れで、日本人英語学習者が間違えやすいポイントも丁寧に解説。
そこで鈴木先生の提案する、自然で洗練された表現を学べる仕組みになっています。
また、会話の中で英作文を書く上で大事なポイント、間違いをしにくくする工夫など、繰り返し出てくるので、気がつけば重要な点が何度も目に入る仕組みになっています(お見事です。)
英作文を書く上でのポイントや、伝わりやすい表現を学べるので…
こんな人におすすめ!
・英検1級・準1級英作文で論点がズレてしまう人
・英作文をどんなふうに書けば正解なのかわからない人
・いつも単調な英作文になってしまう人
・大学入試を控えた受験生
・英検やTOEFLなど資格試験の英作文を指導している英語講師
・英検1級・準1級英作文で論点がズレてしまう人
・英作文をどんなふうに書けば正解なのかわからない人
・いつも単調な英作文になってしまう人
・大学入試を控えた受験生
・英検やTOEFLなど資格試験の英作文を指導している英語講師
著者について
鈴木健士(すずきたけし)氏はトフルゼミナール英語科講師・通訳者・翻訳者。2002年のFIFAワールドカップや2005年の愛知万博で通訳を務めたほか、 宇宙航空研究開発機構(JAXA)のウェブサイトの英訳を行うなど、「ランゲージサービスプロバイダー」として幅広い分野で活躍中。
かつ海外留学対策指導のエキスパート。(巻末プロフィールより一部抜粋)
本書の英文は鈴木氏のツイートによると、9人ものネイティブに校閲してもらったとのことで、英語の自然は折り紙つき。
信頼できる自然な英文を学べるという点は、特筆すべきポイント。
どんなことが学べる?
ポジティブ(賛成)とネガティブ(反対)のどちらの意見でも書けるテンプレート(型)を使って、英作文の書き方を学んでいくことができます。例えば賛成の意見の場合:
"〜 makes it possible for 人 to do = 〜によって人は〇〇をすることができる" ですが、
その反対意見を言いたい場合:
"〜 makes it impossible for 人 to do = 〜によって人は〇〇をすることができない"にすれば良いことが分かります。
つまり、対義語をそのまま当てはめれば反対意見が書けてしまうというもの。
他にも、positive effect ⇆ negative effect、make it easy ⇆ make it hardなどなど、すぐに使える表現ばかり。
そもそも書く内容が思いつかない人には日本語での演習も用意されていて、自分の意見の理由となる抽象的な内容を具体例にまで展開する方法も伝授。
意見が決まったら、自分の意見→その理由→理由の具体例1→理由の具体例2→譲歩→逆説、という具合に展開していくための具体的な方法が書かれています。
ライティングのスコアが伸び悩んでいる人はこの本の演習に徹底的に取り組み、論点のズレ、具体例不足を解消することで、目標に大きく近づけると思います。
英検対策講師にもおすすめする理由:
私はレッスンで、英検準2級・2級・準1級英作文を指導する機会がよくあります。
その中で一番多く出くわす問題が論点のズレ。TOPICの答えになっていない、的外れな回答をしてしまうということなのですが、これではどんなに上手な英語で書けても、大きな減点になってしまいます。
論点にズレのない話の展開の仕方、生徒から具体例を引き出す方法は、鈴木先生と生徒の会話からも学ぶことができるので、自分のレッスンに当てはめながら考えていくと講師として勉強になります。
また、英作文で何が評価され、何がダメなのか実例付きなので、どこに重点を置いて指導すればよいかのお手本になります。
まとめ
もともと大学入試の英作文対策として書かれたそうなので、英検や語学ではなく、高校学習参考書に分類される本らしいのですが、英検を含めた英作文対策にぴったりの本です。英検1級・準1級ライティングの対策本として、何を使えばよいか迷っている人がいたら、ぜひ手に取ってみて下さい。
ちなみに英作文のスペシャリストの鈴木氏は、英文ライティングの本を以前にも出版されていて、こちらも大変評判が良いです。
私はまだ読んでいないので、自由英作文の合格教室の実践練習を一通り終えたら、読んでみたいと思います。
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