2021年から大学入学試験はセンター試験から共通テストに変わり、名前だけでなく内容も大きく変わりました。

大学入試テストは、問題と解答が新聞にも掲載されるので、力試しと講師業のため10年以上解いています。
210115TheCommonTestEnglish
今回、英検1級を持つオンライン英会話講師が対策なしで解いたら何点取れるか、興味のある方もいるのではないかと思い、記事にしてみました

ちなみに、共通テストの問題はリスニングの音源を含め、大手予備校や国内の新聞各社のサイトで閲覧可能です。

私はうちで購読している読売新聞オンラインを参照しました。
▼読売新聞オンライン [外部リンク]
https://www.yomiuri.co.jp/nyushi/

結果発表

早速、結果を発表します!

リーディング:
91 / 100点

間違えた箇所は5, 8, 18-21, 28の4問です。 

リスニング:
92 / 100点

間違えた箇所は37の1問ですが、22-25の問題はリスニングの音源を2回聞いてしまったため、不正解としてカウントしています。

解き方と感想

リーディング

今年は体にあまり負荷をかけたくなかったので、カウントダウンではなく、かかった時間を測るというやり方。 第4問を終えた時点で一旦時間を止め昼食をとり、その後、第5問と第6問を解きました。

かかった時間は合計で90分

第6問Bの問1を解いた時点で77分だったので、時間内で収まるかと思ったのですが、最後の1問を解くのに13分かかってしまいました。

全体的に分量が多く、すべての英文に目を通すだけでも大変です。

解き方としては、設問に目を通し、それから本文を読んで該当箇所を探す方法をとりました

制限時間80分にしては分量がかなりあるので、飛ばし読み・拾い読みができれば理想。しかし、そうなると答えの部分を読み飛ばしてしまう可能性があり、かえって時間がかかりそうだったので、結局、全ての英文を読みました

私の読むスピードは極端に遅いわけではないですが、意外なところで時間を使ってしまいました。

例えば、内容の理解に時間をかけ、違うことまで考え始めてしまったのが、第1問の問5。

「5人のファイナリストに授与される特典は何か?」の問題では、同じ名前を6人以上の人が応募したらどうなるんだろう?と考え始めたら、答えが分からなくなりました。

結局、何度も問題文を読み返して時間を使った上に間違えました…。

ただ第5問のように、語彙力・読解力さえあれば問題なく解ける、センター試験を彷彿とさせる問題もありました

リスニング

基本的に2回読み上げられる前半部は簡単で、1回聞けば答えがわかるものがほとんど。答えが分かった時点で次の問題の設問を読みました。

後半は使われている語彙やスピードはさほど難しくはないのですが、情報量が多く内容を覚えておくのが意外と大変でした

第5問は一応全て正解だったのですが、自信を持って解けた問題はなく、勘や常識に頼った部分が大きいです。

それから、昨年の問題でも不正解だった、第6問B。今回も誰が喋っているかを把握することで忙しく、彼らの意見の根拠についてまで聴く余裕はなかったです。

ただ、今回は4人の内1人がアクセントの強い英語を話していたので、比較的聞き分けがしやすかったのがありがたかったです。

リスニングも全体的に情報量が多いので、放送を聴きながら内容を理解していかないと、正解を導き出すのは難しいと思いました

解き方としては、リーディング同様、設問を先に読んで、放送を聴きながら答えを探すというやり方です

イギリス英語やアメリカ英語、第二言語話者の英語と様々なアクセントの英語が流れるので、普段から色々な国のアクセントに慣れておかないと、戸惑うかもしれません。

昨年の結果とそれ以前の推移

ちなみにですが、昨年の共通テストの結果は、リーディング:85点リスニング:87点でした。

今年と違い、途中で昼食やトイレ休憩を挟まず、タイマーをセットして臨んだので、リアルな点数だったと思います。

センター試験のリーディングは、最高が200点中188点で最低が170点。毎年180点前後の点数で推移。

解くのにかかった時間はいつも60分弱。制限時間を超えたことは一度もありませんでした。

共通テストは、言語知識さえ積み上げていけば点数を上げていくことができたセンターとは違い、速読力・情報処理能力が試されるテストになった印象です

言うなれば英検のような性質のテストに、TOEICの要素を多く加えた感覚です。

大量の情報を素早く処理しなくてはいけないため、頭の中で英文を一つ一つ日本語に訳していたら到底間に合いません。

そのため、高得点を目指すには、オーバーラッピングやシャドーイングなどなど音読を伴うトレーニングが必要になるかと思います

まとめ

私は高卒で大学受験を経験していないのですが、主に英検の勉強と海外の友人との言語交換で英語力を上げてきました。

英語を使える・話せることが、どのくらいテストに役立つのか、私自身、興味があったので当記事をまとめました。

自身の英語力の成長記録を兼ねた記事ですが、これから受験を控えた方々の参考に少しでもなれば幸いです。

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