アオシマ文化教材社から発売されている、32分の1スケールのカーモデル「ザ・スナップキット」シリーズ。接着剤・塗料不要で組み立てられる画期的なプラモデルです。
2つ目となる今回、組み立てたのが「スズキ・ジムニー」(ジャングルグリーン)!

当記事では組み立てて感動したことや、仕上がりについてまとめます。
ガンダムのプラスチックモデル(通称:ガンプラ)こそ昔から多色成形・スナップフィット(=組み立てに接着剤不要)が主流ですが、特にカーモデルは接着剤・塗装ありきで組み立てるのが普通でした。
2017年にアオシマから発売された「ザ・スナップキット」シリーズは、ボディの塗装は成形色で再現し、細かい塗装はシールで仕上げるというお手軽さが特長。
第1弾「スズキ・ハスラー」が発売されたのを皮切りに、2022年6月現在、14車種がラインナップされています。

ジムニーはシリーズ第8弾のモデルです。
前回の86の記事でも書きましたが、私は持病であるME(筋痛性脳脊髄炎)の悪化と共に、接着剤・塗料や溶剤に対して極端に弱くなり、匂いを嗅いでしまうとひどい頭痛や気分の悪さが起こるようになりました。
そのため塗装はもちろん、接着剤すら要らないモデル!というわけで、この楽プラシリーズは本当に作るのが楽しいです。ジムニーも思いっきり楽しんで組み立てました。
それから、部品を食器用の中性洗剤で洗います。

プラスチック製品を製造する際、成形した型から部品を外しやすくするため、離型剤と呼ばれる油を使うそうです。
その油が残っているとシールや塗料が剥がれやすくなったり、接着も弱くなったりするので、組み立てる前に泡をつけて洗います。
最近のプラモの進化はすごいので、洗う必要があるか分かりませんが、今回も念のため洗いました。

タオルで拭いて、新聞紙の上に並べて乾燥させます。

使用した工具はタミヤの精密ニッパー、つまようじ、ダイヤモンドヤスリ(3本)、ピンセットと綿棒。
あと今回は母からLEDライト付きの卓上ルーペを借りて使いました。
なくても大丈夫ですが、前回に比べて目の疲れはほとんどなく済みました。何台も組み立てる予定があるなら、卓上ルーペはあった方が良い道具です。
用意ができたら説明書に従い、組み立てていきます。ボディのシール貼りから。
86の時と同様、シールには適度な弾力と強度があり、つまようじで軽くこすって圧着しても傷だらけになることもなく、厚みがありながら曲面にも馴染むという長所そのままでした。
シールの厚みも計算し尽くされ、貼る場所が気持ち良いほどに決まっていきます。
また数回剥がす程度だと粘着力が落ちることもなく、剥がれてくることもないです。すごいです。

スマートキーの解錠・施錠ボタンと鍵穴まで再現。鍵穴のシールは向きが縦か横かわからなかったので、実車の写真を参考に貼りました。

ドアミラーなどの小さい部品はランナー(=部品の枠)についたままの状態で貼ると簡単です。
今回は4箇所に接着剤を使いました

ハンドルをダッシュボードに差し込むような設計なのですが、ほんの少しゆるく、念のため流し込み接着剤で固定。
ボティとシャーシを組んでしまうと、内装はもういじれないので、あとで外れることがないようにしました。
あとは左のドアミラーだけがなぜかゆるかったのですが、ついでに右のミラーも接着しました。さらにルーフトップアンテナにプラスチック用接着剤を使って接着。
接着剤を使うことにはなりましたが、短時間の使用だったので、頭痛も思ったほどひどくならずに済みました。

駆動方式を変えるレバー(?)の根元部のシールがうまく貼れず、中途半端に貼ると見た目が悪くなりそうだったので、きっぱり諦めました。
くしゃくしゃになったシールを貼っておくよりは良かったかな、と思っています。
あと86ではダッシュボード側面の突起部を切り取ってしまい、真鍮線で固定するというハプニングがありました。

しかし!ジムニーではゲート(=ランナーと部品を繋ぐ部分)がそもそも突起とは別の場所にあり、間違っても切り取ることはないような設計になっています。
▲86の組み立てについてはこちら
さすがアオシマさん、モデラー思いの親切設計♪

シャーシ(車台)は前後がわかりにくいですが、2本線が入っている方が前。この2本線を目印にして組み立てました。

シールも全て貼り終えた状態。
ボディとシャーシは一度組むと簡単には分解できなくなるので、内装はこれでほぼ見納め。
前回の教訓を活かし、組む前に窓ガラスの内側についた指紋を丁寧に拭き取り、車内に入っているほこりをブロワしっかりと吹き飛ばしました。
そして完成!!

今回は慣れもあり、途中休憩を入れたり写真を撮ったりのんびり組み立てましたが、1時間55分で完成しました!!

かっこいい!!

正面。ライトレンズの形状の違いはありますが、意外とハスラーと似てますね。

私はSUVより断然スポーツカーが好きですが、このジムニーは好きです。

ラインが直線的でかっこいいですね〜。

スピードメーターとタコメーターもシールで細かく再現。

SUZUKIとJimnyのロゴマークも水平に貼ることができました♪

86と違って、このモデルはよく転がります。撮影中も少し斜めなところに置いただけで走ってしまいました。転がして遊ぶ人には最高ですね。

真横から。ハンドルやシートの形状がよく見えます。

車と同じ高さでみるとこんな感じです。ホイールがシールではなく、整形色なのでおもちゃっぽくなくてすごく良いです。

86と比較。3ナンバー車である86の全幅は1,775mmで、1,475mmのJimnyとの大きさの違いも再現されています。

手のひらサイズ。この小ささでこの再現度。本当にすごいです。

部品点数も少なく、ニッパーとピンセットさえあればできるので、初心者にもおすすめ。また私のように塗料や接着剤の匂いがつらい方には特におすすめできます。
次こそR34 GT-Rを組み立てる予定です。楽しみ♪
86の組み立て記事>>アオシマ【ザ・スナップキット】32分の1「トヨタ86」を組み立てました!
ザ・スナップキットの記事一覧>>タグ:楽プラ
うちで乗っているスペーシアカスタム(MK-42S)の記事>>スペーシアカスタムを買う | Got a New Suzuki Spacia Custom
Super GTを観に行ったときの記事>>SUPER GT 第3戦 もてぎ観戦 GT500編 | SUPER GT Rd3 Motegi GT500 Class
車記事一覧>>カテゴリ:大好きな車
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2つ目となる今回、組み立てたのが「スズキ・ジムニー」(ジャングルグリーン)!

当記事では組み立てて感動したことや、仕上がりについてまとめます。
ザ・スナップキットとは?
プラモデルは接着剤や塗料を使って仕上げるのが普通。ガンダムのプラスチックモデル(通称:ガンプラ)こそ昔から多色成形・スナップフィット(=組み立てに接着剤不要)が主流ですが、特にカーモデルは接着剤・塗装ありきで組み立てるのが普通でした。
2017年にアオシマから発売された「ザ・スナップキット」シリーズは、ボディの塗装は成形色で再現し、細かい塗装はシールで仕上げるというお手軽さが特長。
第1弾「スズキ・ハスラー」が発売されたのを皮切りに、2022年6月現在、14車種がラインナップされています。

ジムニーはシリーズ第8弾のモデルです。
前回の86の記事でも書きましたが、私は持病であるME(筋痛性脳脊髄炎)の悪化と共に、接着剤・塗料や溶剤に対して極端に弱くなり、匂いを嗅いでしまうとひどい頭痛や気分の悪さが起こるようになりました。
そのため塗装はもちろん、接着剤すら要らないモデル!というわけで、この楽プラシリーズは本当に作るのが楽しいです。ジムニーも思いっきり楽しんで組み立てました。
いざ組み立て!
部品が全て揃っているか確認したあと、説明書をよく読んで組み立てる手順を考えます。ジムニーは部品点数が少ないので、すぐに完成のイメージができました。それから、部品を食器用の中性洗剤で洗います。

プラスチック製品を製造する際、成形した型から部品を外しやすくするため、離型剤と呼ばれる油を使うそうです。
その油が残っているとシールや塗料が剥がれやすくなったり、接着も弱くなったりするので、組み立てる前に泡をつけて洗います。
最近のプラモの進化はすごいので、洗う必要があるか分かりませんが、今回も念のため洗いました。

タオルで拭いて、新聞紙の上に並べて乾燥させます。

使用した工具はタミヤの精密ニッパー、つまようじ、ダイヤモンドヤスリ(3本)、ピンセットと綿棒。
あと今回は母からLEDライト付きの卓上ルーペを借りて使いました。
用意ができたら説明書に従い、組み立てていきます。ボディのシール貼りから。
86の時と同様、シールには適度な弾力と強度があり、つまようじで軽くこすって圧着しても傷だらけになることもなく、厚みがありながら曲面にも馴染むという長所そのままでした。
シールの厚みも計算し尽くされ、貼る場所が気持ち良いほどに決まっていきます。
また数回剥がす程度だと粘着力が落ちることもなく、剥がれてくることもないです。すごいです。

スマートキーの解錠・施錠ボタンと鍵穴まで再現。鍵穴のシールは向きが縦か横かわからなかったので、実車の写真を参考に貼りました。

ドアミラーなどの小さい部品はランナー(=部品の枠)についたままの状態で貼ると簡単です。
今回は4箇所に接着剤を使いました

ハンドルをダッシュボードに差し込むような設計なのですが、ほんの少しゆるく、念のため流し込み接着剤で固定。
ボティとシャーシを組んでしまうと、内装はもういじれないので、あとで外れることがないようにしました。
あとは左のドアミラーだけがなぜかゆるかったのですが、ついでに右のミラーも接着しました。さらにルーフトップアンテナにプラスチック用接着剤を使って接着。
接着剤を使うことにはなりましたが、短時間の使用だったので、頭痛も思ったほどひどくならずに済みました。

駆動方式を変えるレバー(?)の根元部のシールがうまく貼れず、中途半端に貼ると見た目が悪くなりそうだったので、きっぱり諦めました。
くしゃくしゃになったシールを貼っておくよりは良かったかな、と思っています。
あと86ではダッシュボード側面の突起部を切り取ってしまい、真鍮線で固定するというハプニングがありました。

しかし!ジムニーではゲート(=ランナーと部品を繋ぐ部分)がそもそも突起とは別の場所にあり、間違っても切り取ることはないような設計になっています。
▲86の組み立てについてはこちら
さすがアオシマさん、モデラー思いの親切設計♪

シャーシ(車台)は前後がわかりにくいですが、2本線が入っている方が前。この2本線を目印にして組み立てました。

シールも全て貼り終えた状態。
ボディとシャーシは一度組むと簡単には分解できなくなるので、内装はこれでほぼ見納め。
前回の教訓を活かし、組む前に窓ガラスの内側についた指紋を丁寧に拭き取り、車内に入っているほこりをブロワしっかりと吹き飛ばしました。
そして完成!!

今回は慣れもあり、途中休憩を入れたり写真を撮ったりのんびり組み立てましたが、1時間55分で完成しました!!
Jimnyギャラリー

かっこいい!!

正面。ライトレンズの形状の違いはありますが、意外とハスラーと似てますね。

私はSUVより断然スポーツカーが好きですが、このジムニーは好きです。

ラインが直線的でかっこいいですね〜。

スピードメーターとタコメーターもシールで細かく再現。

SUZUKIとJimnyのロゴマークも水平に貼ることができました♪

86と違って、このモデルはよく転がります。撮影中も少し斜めなところに置いただけで走ってしまいました。転がして遊ぶ人には最高ですね。

真横から。ハンドルやシートの形状がよく見えます。

車と同じ高さでみるとこんな感じです。ホイールがシールではなく、整形色なのでおもちゃっぽくなくてすごく良いです。

86と比較。3ナンバー車である86の全幅は1,775mmで、1,475mmのJimnyとの大きさの違いも再現されています。

手のひらサイズ。この小ささでこの再現度。本当にすごいです。
模型作りが初めての人にもおすすめ
前回の86に引き続き、ジムニーもディテールがすごい!また86より後に発売されたモデルだけあり、間違って突起を切り取らないように工夫されていたり、進化も感じます。
部品点数も少なく、ニッパーとピンセットさえあればできるので、初心者にもおすすめ。また私のように塗料や接着剤の匂いがつらい方には特におすすめできます。
次こそR34 GT-Rを組み立てる予定です。楽しみ♪
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