英検の英作文は長文となると、同じ単語・表現の繰り返しを避け、言い換えをする必要あります。
でも「言い換え表現ってどう増やしたらいいのだろう?」と思っている方は多いのではないでしょうか。
そこで私も普段から利用しているツールや、言い換え表現を増やす練習法について解説します!Let's get started!
*当記事は広告リンクを含みます。
まず例をあげると、数の減少についての英作文を書く場合、「decrease」という単語が最も一般的と言えますが、一つの単語だけでは繰り返しは避けられません。
そこでオックスフォード類語辞典を使って調べると、decline、dwindle、get smaller、reduceなどが載っています。
これで例えば「日本の人口は減少している」という意味の "Japan's population is decresing." と書いたとすると、decreasingをdecliningやdwindlingに変えるだけで言い換えができます。
また類語辞典で調べた後に、例文検索で実際にどう使うのか確認するとなお良しです。
英語の類語辞典を使うと、当然のことながら同じような意味の語が一覧で出てくるので、その語がどんな意味なのか覚える役にも立ちます。
辞典の英語名は "Oxford Thesaurus of English" で、電子辞書は英語モデルか、ミドルクラス以上の辞書に収録されていることが多いです。
ただ英英辞典だと今ひとつ理解があやふやだと感じる方は、無理して使う必要はありません。CASIOのEX-word (電子辞書) には大修館書店監修の "英語類語辞典" という英日類語辞典も収録されています。
例えば「imported goods」 (=輸入品)の言い換え表現を知りたいとき『imported goods synonyms』と入力すると、imported items, imported commodities, foreign-made products など見つけることができます。
もちろん日本語で『imported goods 類義語』と検索しても調べることはできるので、英語だとかえって時間がかかったり、目的の表現が見つからない場合は、こちらの方法もありです。ただ出てくる結果は英語で調べた方が圧倒的に多いです。
なお調べたい語を二重引用符(" ")でくくると、その組み合わせのみの言葉が検索結果に出てくるので、便利です。
例えば「beneficial for 〜 = 〜に資する・有益な」という形容詞の使い方を知りたい時、引用符なしで調べると beneficial relations forやbeneficial effect for など、さまざまな形で出てきます。
そうではなく、「beneficial for 〜」の語順の例文を読みたい時、『"beneficial for"』という具合に、beneficial forを二重引用符でサンドイッチすると、その語順で使われている文章のみが結果として表示されます。
とても便利なので、ぜひお試しあれ!
例えば「大きなダメージ」と言いたい場合、直訳すると"big damage"と書きたくなりますが、果たしてそれが自然な言い回しなのか、確認することができます。
日本語でも「深刻なダメージ」ということはあっても、「高いダメージ」や「膨大なダメージ」は不自然に響くのと同じで、英語にも自然な組み合わせがあります。
調べ方ですが、オックスフォード連語辞典を使います。
連語辞典で『damage』を調べると…
相性の良い語 (形容詞)として、great (はなはだしい), serious (深刻な)、heavy (重い), などが出てきます。他にも、considerable (無視できない)、enormous (桁外れの)などがあり、bigはここには出てきません。
つまり直訳の big damageより上記のgreatやseriousの方がdamageとの相性が良い語であることがわかります。
英作文の練習時は、連語(=コロケーション)を意識すると、完成度が大きく上がるのでおすすめです。
辞典の英語名は "Oxford Collocations Dictionary for students of English" です。これも電子辞書だと英語モデルか、ミドルクラス以上の辞書に搭載されていることが多いです。
単語の意味を知るだけでは、読む・聴くの受け身の場面では問題ありませんが、英作文で実際に使えるほどの理解は難しいです。
そのため、実際にどんな風に使われているか、確認すると効果的です。その文章が使われている部分を読むだけでも大きな差になりますよ。
特におすすめなのがニュース記事を検索することです。
そのやり方を「implement = [動詞] 実施する」という単語を例にしてご紹介します。
まずブラウザはChromeでもSafariでもOK。
①Googleで "implement"と入力します。
②そして出てきた画面の検索窓のすぐ下にあるタブを「すべて」から「ニュース」に切り替えます。
これでニュース記事が一覧で出てくるようになります。
③さらにWindowsの場合は「F3」キーを、MacOSの場合は「command + F」キーを押して、そこに調べたい単語を入力するとページ内の「検索」ができ、該当の単語は色が反転して(画像内では背景が黄色)、一目で見つけられるようになります。
ちなみにスマホやタブレットでも可能です。iOSのSafariでは「共有」>「ページを検索」で開けますし、AndroidのChromeでは右上の「設定」>「ページ内検索」で開けます。
あと検索する語の最後に "Japan"と加えると、The Japan TimesやNHKなど、日本のメディアが優先的に出てくるので、こちらもおすすめの方法です。この例で言えば『implement Japan』です。
こうした記事で、覚えたい単語が使われた文章を2・3個読むだけでも、語感をつかむ助けになります。
私も参考解答例として英検2級や準1級の英作文を日常的に書くのですが、理解がイマイチの表現は必ずニュース記事を読んで確認をしています。おすすめです。
その際、私の活用している言い換えを増やし、自然な表現か確認する方法をまとめました。
お役に立てたら嬉しいです!
▼私のワールドトークプロフィールページ
https://www.worldtalk.jp/mypages/instructor_profile/6988
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でも「言い換え表現ってどう増やしたらいいのだろう?」と思っている方は多いのではないでしょうか。
そこで私も普段から利用しているツールや、言い換え表現を増やす練習法について解説します!Let's get started!
*当記事は広告リンクを含みます。
言い換え表現を増やす方法
①オックスフォード類語辞典を使う
まず例をあげると、数の減少についての英作文を書く場合、「decrease」という単語が最も一般的と言えますが、一つの単語だけでは繰り返しは避けられません。
そこでオックスフォード類語辞典を使って調べると、decline、dwindle、get smaller、reduceなどが載っています。
これで例えば「日本の人口は減少している」という意味の "Japan's population is decresing." と書いたとすると、decreasingをdecliningやdwindlingに変えるだけで言い換えができます。
また類語辞典で調べた後に、例文検索で実際にどう使うのか確認するとなお良しです。
英語の類語辞典を使うと、当然のことながら同じような意味の語が一覧で出てくるので、その語がどんな意味なのか覚える役にも立ちます。
辞典の英語名は "Oxford Thesaurus of English" で、電子辞書は英語モデルか、ミドルクラス以上の辞書に収録されていることが多いです。
ただ英英辞典だと今ひとつ理解があやふやだと感じる方は、無理して使う必要はありません。CASIOのEX-word (電子辞書) には大修館書店監修の "英語類語辞典" という英日類語辞典も収録されています。
②Googleで『〇 synonyms』と検索
〇の部分には自分の調べたい語を英語で入れます。例えば「imported goods」 (=輸入品)の言い換え表現を知りたいとき『imported goods synonyms』と入力すると、imported items, imported commodities, foreign-made products など見つけることができます。
もちろん日本語で『imported goods 類義語』と検索しても調べることはできるので、英語だとかえって時間がかかったり、目的の表現が見つからない場合は、こちらの方法もありです。ただ出てくる結果は英語で調べた方が圧倒的に多いです。
なお調べたい語を二重引用符(" ")でくくると、その組み合わせのみの言葉が検索結果に出てくるので、便利です。
例えば「beneficial for 〜 = 〜に資する・有益な」という形容詞の使い方を知りたい時、引用符なしで調べると beneficial relations forやbeneficial effect for など、さまざまな形で出てきます。
そうではなく、「beneficial for 〜」の語順の例文を読みたい時、『"beneficial for"』という具合に、beneficial forを二重引用符でサンドイッチすると、その語順で使われている文章のみが結果として表示されます。
とても便利なので、ぜひお試しあれ!
英作文力を上げる練習法
オックスフォード連語辞典を使う
類語辞典やGoogle検索を活用して類語を見つけたら、その言葉と相性の良い語が何か連語辞典で調べる習慣をつけると、効率よく英作文力を上げることができます。例えば「大きなダメージ」と言いたい場合、直訳すると"big damage"と書きたくなりますが、果たしてそれが自然な言い回しなのか、確認することができます。
日本語でも「深刻なダメージ」ということはあっても、「高いダメージ」や「膨大なダメージ」は不自然に響くのと同じで、英語にも自然な組み合わせがあります。
調べ方ですが、オックスフォード連語辞典を使います。
連語辞典で『damage』を調べると…
相性の良い語 (形容詞)として、great (はなはだしい), serious (深刻な)、heavy (重い), などが出てきます。他にも、considerable (無視できない)、enormous (桁外れの)などがあり、bigはここには出てきません。
つまり直訳の big damageより上記のgreatやseriousの方がdamageとの相性が良い語であることがわかります。
英作文の練習時は、連語(=コロケーション)を意識すると、完成度が大きく上がるのでおすすめです。
辞典の英語名は "Oxford Collocations Dictionary for students of English" です。これも電子辞書だと英語モデルか、ミドルクラス以上の辞書に搭載されていることが多いです。
Googleで実際に使われている例文をチェック!
英検2級までの英作文や準1級もギリギリの合格で十分という方には必要はありませんが、高得点で合格したい方や1級を目指している方におすすめなのが、Googleで新しく知った単語が実際の場面でどのように使われているかチェックすることです。単語の意味を知るだけでは、読む・聴くの受け身の場面では問題ありませんが、英作文で実際に使えるほどの理解は難しいです。
そのため、実際にどんな風に使われているか、確認すると効果的です。その文章が使われている部分を読むだけでも大きな差になりますよ。
特におすすめなのがニュース記事を検索することです。
そのやり方を「implement = [動詞] 実施する」という単語を例にしてご紹介します。
まずブラウザはChromeでもSafariでもOK。
①Googleで "implement"と入力します。
②そして出てきた画面の検索窓のすぐ下にあるタブを「すべて」から「ニュース」に切り替えます。
これでニュース記事が一覧で出てくるようになります。
③さらにWindowsの場合は「F3」キーを、MacOSの場合は「command + F」キーを押して、そこに調べたい単語を入力するとページ内の「検索」ができ、該当の単語は色が反転して(画像内では背景が黄色)、一目で見つけられるようになります。
ちなみにスマホやタブレットでも可能です。iOSのSafariでは「共有」>「ページを検索」で開けますし、AndroidのChromeでは右上の「設定」>「ページ内検索」で開けます。
あと検索する語の最後に "Japan"と加えると、The Japan TimesやNHKなど、日本のメディアが優先的に出てくるので、こちらもおすすめの方法です。この例で言えば『implement Japan』です。
こうした記事で、覚えたい単語が使われた文章を2・3個読むだけでも、語感をつかむ助けになります。
私も参考解答例として英検2級や準1級の英作文を日常的に書くのですが、理解がイマイチの表現は必ずニュース記事を読んで確認をしています。おすすめです。
まとめ
私は英検英作文対策を得意としていて、レッスンで英検英作文の添削をたくさんします。その際、私の活用している言い換えを増やし、自然な表現か確認する方法をまとめました。
お役に立てたら嬉しいです!
▼私のワールドトークプロフィールページ
https://www.worldtalk.jp/mypages/instructor_profile/6988
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