私の住む茨城県では明日から暖かくなるという予報が出ています。それにしても朝は0℃前後の冷え込み。寒いです。

この寒さで風邪を引いている人が私の周りでも何人かいます。

そこで、今日はそんな状況で使える、「お大事に」の英語表現を取り上げたいと思います。
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辞書で調べてみると

「お大事に」を辞書で調べるとでまず最初に出てくるのが、

"Please take care of yourself." ですね。

しかし、英語圏の友達からこう言われた記憶はありません。私は慢性病持ちでよく体調を崩して、頭痛い、風邪引いた、だるさが続いているなどよく話しているにも関わらず、です。

そこで先日、アメリカ人の友人にこの表現はどんな状況で使うのかについて聞いてみました。

友人曰く"Please take care of yourselfは「お大事に」のような決まり文句として使う表現ではなく、無理して働いている人、頑張り過ぎている人に対して、具体的にアドバイスする時に使う表現だそうです。

例えば、無理して遅くまで働いている同僚に対して:
"Don't push yourself too hard. Take care of yourself."
=無理しないで。体を大事にしてよ。


あるいはどうも最近、なんだか調子の悪そうな人に対して:
"Drink plenty of water, keep yourself warm and take a good care of yourself."
=水分をたくさん摂って、温かくして、体を大事にね。


という風に使うそうです。水分を摂ったり、温かくしたり、栄養のあるものを食べたり、体にいいことをしてください、体を大事にしてください、という意味で言います。

では「お大事に」は?

"Feel better soon." が最も一般的です。

風邪を引いて咳をしている、くしゃみを連発している、熱で顔が赤い人(=明らかに体調を崩している人)に対して使い、日本語の「お大事に」と同じ状況で使えます。英語圏の友達が一番使う表現です。

例えば、こんな状況:
A: Ugh, I have a sore throat, and my head is killing me... 
=あぁ、のどが痛いし、頭が痛くて死にそう。
B: Ow, that's rough. Get some rest and feel better soon.
=あれま、それは辛いね。じっくり休んでね。お大事に。


会社の上司や目上の人に"Feel better soon."なんてカジュアル過ぎて使えないよ!という方。
安心してください。ありますよ、丁寧な表現が。

"I hope you feel better soon."と"I hope"を付けるだけで丁寧になります。

友達同士なら、さらに短くした"Feel better."も使います。

「お大事に」は決まり文句、いわば挨拶のようなものなので、毎日顔をあわせる家族には言いませんよね。

それと同じで"Feel better soon."も家族や一緒に住んでる人に対しては使わず、友人や職場・学校の人などに対して使います

その他の表現

"Take care"も「お大事に」と同じように使えます。
"Feel better soon."と同じようにも使いますし、さらに単に別れ際のあいさつにも使います。 

"Get well soon."も「お大事に」と同じように使えると思っていたのですが、アメリカ人の友人曰く、この表現は"Get Well Card"という「見舞状」 などに書くのが一般的で、話し言葉としてはあまり使わないそうです。


体調が悪くて気持ちが沈んでいる時、心のこもった「お大事に」を言ってもらえると本当に元気になれますよね。
あなたの周りに体調を崩している人を見つけたら、"Feel better soon."と言ってあげて下さい!

寒い日が続いてますので、皆さんも風邪など引かないように!ではまた。

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