先日、私と同じオンライン英会話スクール・ワールドトークで、キッズ英会話のスペシャリストとして活躍されている、【Junko N.先生】とSkypeで勉強会をしました!

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230831MeetingWithJunkoN_SenseiPhoto by Pinoko
今回の勉強会でJunko先生は事前に使用されている教材やその使い方をまとめた文書を送ってくださったり、私のオリジナル教材について惜しみなくアドバイスを下さったり、こんなにしてもらっていいの?!と思うほど学びの多い勉強会になりました。

当記事ではJunko N.先生との勉強会の様子をまとめます!

Junko N.先生をご紹介

mpiメソッドの筆記・実技試験を通じて、子供に英語を教える方法を体系的に学ばれ、現在も研究を怠らない、キッズ英会話のスペシャリスト。

指導は基本的にmpiメソッドに沿った、オールイングリッシュのレッスン

フォニックスや会話練習、テキストを使用したり、ゲームを取り入れたり、生徒さんの習熟度に合わせて柔軟な指導ができる先生です

指導歴は対面も含め、実に17年。英検1級・TOEIC965点という確かな英語力の上に、J-SHINEやmpiといった指導法に関する資格もフルに活用したレッスンが魅力。

これだけ経験豊かで素晴らしい英語・指導力をお持ちなのに、どこまでも謙虚で朗らかなJunko先生。キッズ・ジュニアの強い味方です。

勉強会

Skypeでビデオ通話開始。

先生との事前のメッセージのやり取りで、私が「小学3年生向けの指導法に興味がある」とお話ししたところ、勉強会の直前に小学3・4年生のレッスンで使用する教材の一覧と指導法についてまとめた文書を送ってくださいました。

その文書を見ながら、先生のレッスン内容についてお聞きしました。

Junko先生の生徒さんは小学1年生から高校3年生まで。以前は大人向けのレッスンもしていたそうですが、自然と現在の生徒層に落ち着いたそうです

先生のレッスンは基本的にmpiメソッドを活用。mpiメソッドの4つの柱は「リズム・発音」「会話・自己表現」「フォニックス」「絵本・読み物」。レッスン中に使う言葉は、前述の通りほぼ全て英語。

テキストもmpiメソッドのテキストを使い、英語を体系的に、順序立てて指導。

▼mpiメソッドについて
https://www.mpi-j.co.jp/school/

レッスンの進め方について

私は中学生以上の生徒さんとレッスンをすることが多く、会話練習や英検対策をすることがほとんど。

英会話中級以上の生徒さんとはオールイングリッシュのレッスンもしますが、基本的には日本語で英語の言語知識をお教えすることが多いです。

なので、文法用語を一切習っていない段階の生徒さんに英語を教えるのは、私にとって未知の領域。そこで、Junko先生には、中学生以上のレッスンと比較して、どのように生徒さんに教えているのかお聞きました。

まず基本となるのが、小学生以下の生徒さんとのレッスンでは、「単語を覚える→文章を組み立てる」という順序ではなく、「文章の大きなチャンク(塊)で覚える→使える表現を増やしていく」という教え方

例えば 「eat の過去形はateで、昼食はlunchだから、I ate lunch.」ではなく、「I eat lunch. が昨日のことなら I ate lunch.」という具合に文章をまる覚え。

そして次のレッスンでさりげなく"What did you do yesterday? = 昨日なにをしましたか?"と質問をして復習。その過程を繰り返して反復練習をするという流れ。

キッズ英会話はやはり身の回りのことを取り上げて学んでいくのがよく、食べ物、教科、日付(誕生日)などをよく取り上げるとのこと。

やる気を保ち楽しく学べるのがいい

あとお話を聞いていて良いと思ったのは、生徒さんと一緒に遊べるシンプルなゲーム

"Don't Say 20"というゲームは、講師と生徒が交互に1から20までの数字を数え上げ、最後に20を言ってしまうと負けというシンプルなルール。

1人が一度に数えるのが最大3までで、いかに相手の順番で20が来るようにするかという駆け引きも楽しめるそうです。

これを"Don't Say The 31st"にすれば、日付の練習もできます。日本語でも面白そうです。早速やってみたい!

あと大人向けのレッスンにも応用できるテクニックとして、生徒さんの間違いを直接指摘するのではなく、類似の間違いを提示し、その間違えている部分をクイズにするというもの

どこが間違いなのか、生徒さん自身が考える機会になりますし、同じ間違いを何度も口頭で指摘すると生徒さんが話す気をなくしてしまうこともあるので、すごく効果的な方法だと思いました。

さらに私の作ったオリジナル素材「ゆっきーを探せ!」をキッズ英会話向けに活用する方法についてもアドバイスを頂きました。
FindMrYukeySample
▲「ゆっきーを探せ!」の一部。画面上のどこにゆっきーがいるかを当てるゲームですが、文章が複雑で長くなるので、キッズ向けには使えないと思っていました。しかし、先生曰く前置詞on / in / behindなどの練習に使えるとのこと。なるほどです。

さて先生ご自身の英語学習や、現在の働き方など、まだお聞きしたいことはたくさんありましたが、ここで予定していた1時間が過ぎ、お開きの時間となりました。

まとめ

私は先月から小学生の生徒さんとレッスンを始め、新たな発見の連続でとても楽しくレッスンをしています。ただ教材や長期的なカリキュラムをどうしたらいいか、考えていたところでした。

今回の勉強会ではJunko先生にキッズレッスンの進め方について具体的な内容や社会人向けのオリジナル素材をキッズ向けに活用する方法など、さまざまなアイデアを教えていただきました。

優しく朗らかな印象のJunko N.先生ですが、豊富な経験に裏打ちされた確かな技術は、講師から見ても頼もしく感じました

#英語講師勉強会
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Junko N.先生情報

ワールドトークプロフィール:
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@junkon_wt

Junko N.先生が以前、ワールドトークの記念すべき第1回目のオンラインイベントで講師を務められた様子がYouTubeに公開されています。

私はこのJunko N.先生の講演で初めてフォニックスの存在を知りました。
▼ワールドトーク10周年イベント - 第1回
https://www.worldtalk.jp/p/10thanniversary

発音の勉強になりますし、先生の優しい雰囲気を感じられます。ぜひご覧ください。

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