オンライン英会話のレッスンでは生徒がレッスンでどんなことをしたいのか、リクエストをするのが一般的です。

講師はそのリクエストをもとにレッスンを組み立てるわけですが、「全て先生にお任せ!」というリクエストをいただくことが意外なほど多くあります

「講師が何でも自由に決めていいなんて楽ちんじゃん」と思えそうですが、実際はどんな教材を選んで何をすれば良いのか分からず、講師を始めたころはとても困りました

何も決まらない状態でレッスンの準備をしようとしても時間と体力ばかり消費し、丸一日かけても何も用意できなかったということがよくありました。

体調も悪くなりましたし、ストレスもすごかったです。

しかし、経験を積むにつれて、お任せレッスンも楽しめるようになりました

この「講師に完全お任せレッスン」のリクエストにどう応えれば良いのか、ワークショップのテーマの一つとして取り上げたいと思っています
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当記事ではワークショップの資料の下書き代わりに、私なりの考えをまとめてみます。

▼ワークショップの概要についてはこちらの記事をご覧下さい


ゆっきー流・講師にお任せレッスンのテーマの決め方

完全にお任せの場合

私が「何をすれば良いか分からない」という生徒さんにおすすめしている目標は、「25分のレッスンを全て英語で受けられるようになる」ことです。

英語を話せるようになるという目標だと大きすぎますが、25分のレッスンで困らないスピーキング力をつけることを目標にすれば、おのずとやることは決まってきます。

自分に一番身近な話題、自己紹介から始めて、仕事、趣味、日々のルーティーン、今後の目標など、どんどん話を広げていく感じです。

会話練習をしながら英語でレッスンを受けるために必ず必要になる "How do you say ___ in English? = ___って英語で何というのですか?" や "Could you repeat that? = もう一度言ってくれませんか?" など、その都度、必要なフレーズをお伝えし、練習するという流れです。

こういったフレーズはレッスンを受けるたびに必ず使うことになるので、定着率も高くなります。

こうしてテーマをこちらから決めて実際に練習してみると、生徒さんご自身で知りたい・練習してみたい内容を見つけ、次第に生徒さんの方から「次は___をやりたいです」と具体的なリクエストをもらうことが多いです。

また、すでに英語でレッスンを受けることができるほどのスピーキング力がある生徒さんとのレッスンでは、あらかじめ決まったトピック(例:映画、食べ物、動物など)についてディスカッションをテーマにすることもあります。

予約時に、生徒さんの英語力がどのくらいなのか、それまでのレッスンでどんなことを学ばれてきたのか、生徒さんの情報があれば、テーマを決める前にしっかり目を通して参考にしています。

英検対策がしたい、でも具体的な内容はお任せの場合

英検対策というテーマでも、具体的にリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングのうちどの技能を伸ばしたいのか、はっきり分からないという生徒さんがいます。

ただそんな生徒さんでも、よく話を聴くと必ずいずれかの技能に苦手意識をお持ちなので、まずその技能を高めることを提案します。

ただ、得意をさらに伸ばしたいと思っている生徒さんもいるので、必ず生徒さんに決めてもらいます。

私は英作文と二次面接対策が得意なので、英作文か面接対策選んでもらえると嬉しいですね。

レッスンのテーマが完全お任せでも、以上の2つの決め方を見つけてからは、ほとんど困らなくなりました。

他の先生方がどうされているのか、気になります。

ワークショップの進捗状況とこれからやること

現在:
ワークショップのテーマをまとめているところです(この記事もその一環)。テーマがある程度まとまったら資料として作り、PDFにまとめます。

またベテランの先生方との勉強会も積極的に実施して、教え方について学んでいます。

これから:
・資料をもとにワークショップでやるアクティビティを考える
・ワークショップの大まかな時間割を作ってみる
・ワークショップ詳細のお知らせ・申し込み受付をするサイトを作る (WixiかCanva?)
・申し込み時のアンケートをGoogleフォームで作成(その作り方を勉強)

ワークショップ開催時期

当初は私が30代の内(2025年1月まで)に出来ればいいなと思っていましたが、今年度中(2024年3月末まで)を目標にして準備を進めることにしました。

ゆるい期限設定に見えますが、これでも体調的にはギリギリなので、無理しすぎないよう取り組んでいきます! 

オンライン英語講師のお困りごと聞かせてください

新人英語講師とはいっても、経歴も違えば英語の学習歴も全く違うので、講師同士、ワークショップはさまざまな意見交換ができる場にしたいと思っています。

そこで、この記事をご覧になっている新人講師・ベテラン講師の皆さま、どんなに細かなことでもよいので、レッスンをする上で困ったことをお聞かせください。ワークショップのテーマ作成のヒントになります。

当記事のコメント欄、TwitterのリプやInstagramのコメントまたはDMでお知らせいただけると嬉しいです!

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